15 日に行なわれた年明けのブンデスリーガ初戦(第18節、対ヴォルフスブルク)で左ヒザと足首にケガを負ったフランク・リベリ(バイエルン・ミュンヘン)。今シーズン絶望のおそれもあったが、16日の精密検査の結果、靭帯に損傷はなく、全治2週間と診断された。レキップ紙が報じた。

 リベリは「不幸中の幸い。またケガをしたのでガッカリしたが、その一方でそれほど重くなかったのにはホッとしている」と話し、再起を誓っている。

 17日に新ユニフォームの披露会に出席したフランス代表のローラン・ブラン監督も、リベリのケガが当初の懸念ほど深刻でなかったことに安堵を示した。2月9日には、親善試合のブラジル戦を控えるが、「クラブで練習を再開した後の経過を見る必要がある。そのうえでフランクにとってよい選択をとりたい」と語った。

 ただしブラン監督は就任以来、まだ一度もリベリを招集していない。その理由には出場停止(3試合)と故障があるとはいえ、W杯後の6試合の間に“リベリ抜き”の布陣で手応えをつかんだ感があるのも否定できない。

 リベリには、W杯での造反や未成年買春疑惑による悪いイメージがつきまとう。さらにはもっと実際的に見て、ブラン監督が司令塔として信頼を置くヨアン・グルキュフ(リヨン)との相性の悪さが招集をためらわせることもなくはないはずだ。

 このあたりに関してブラン監督は、「2010年は、サッカーでも私生活でも彼にとってつらい年だった。新しい年から出直すのを心待ちにしていたはずだが、いきなりケガからはじまってしまった。再スタートとしては厳しいが、乗り越えなくてはならない」とエールをおくり、期待を失っていないことを仄めかした。

 リベリとしては、新ユニフォームでブラジルを迎える一戦を機に復活をアピールしたいところだろうが、ブラン監督からすれば、親善試合に故障を抱える選手を無理に招集することに利点はない。それよりは、3月25日のユーロ2012予選ルクセンブルク戦まで、じっくりとリベリの回復を見守るほうが現実的といえそうだ。