今日はEC関連の話題を。2011年3月以降、ネット上でクレジットカード決済を行うために新たに加盟店契約を締結する際には、本人認証を強化する必要があります。

銀行系クレジットカード会社で組織されている日本クレジットカード協会と日本クレジット協会は、「新規インターネット加盟店におけるクレジットカード決済に係る本人認証導入による不正使用防止のためのガイドライン」を制定し、2010年12月14日に公表しました。

ガイドラインでは、2011年3月以降新たにインターネット取引におけるクレジットカード決済加盟店になる場合には、「クレジットカード番号」と「有効期限」の入力に加え、「セキュリティコード+3Dセキュアなど」による本人認証を行うことを必須とする旨を規定しています。

つまり、2011年3月以降に自力でクレジットカード決済を行うために加盟店契約をするECサイト(ショッピングモールの決済システムを利用するのではなく)は、お客さんが購入の際に入力するカード情報の確認のための追加の仕組みをショッピングカートに実装しなければいけないということです。

詳しくはガイドラインをご覧いただくのが良いのですが、ポイントは以下のとおり。

・対象は、「ネット決済」をするための「新規」加盟店契約
・店舗や、郵送・FAX・電話で取引する通販業者は対象外
・すでに加盟店契約をしてネット上でカード決済をしている事業者は対象外
・ネット上でカード決済をしている加盟店の店子となる事業者は対象外
・法人か個人かを問わず対象

「セキュリティコード」とは、インターネット取引等におけるクレジットカードの不正使用を防止するためにカード裏面に記載されているコードを入力するもので、「3Dセキュア」とは、カード会員があらかじめ登録したパスワードを利用するインターネット取引の本人認証手段。


続きはこちら