中学3年間の教育費、いくらかかる?

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 生きていくにはお金がかかる。当たり前のことだが、改めて考えてみると、我々は様々なことにお金を使っている。シャワーを浴びれば水道代、電気やテレビを付ければ電気代、ご飯を食べれば食費などなど。否が応にも生きていくにはお金がかかる。

 そんなことを改めて考えさせられるのが、本書『生きるための「お金」のはなし』(高取しづか/著、サンマーク出版/刊)だ。本書の内容は、私たちの日常にかかるお金やお金の良い面、悪い面にとても現実的に目を向けている。
 例えば、誰もが通う中学校は入学する際にどれくらいお金がかかるのだろうか。
 あくまでも目安だが、制服や体操着、ジャージなど中学入学の時点で約10万円かかる。私立の場合は入学金、施設費、寄付など合わせて40万円以上にもなり、部活動をしたり、習い事、塾に通うと、さらにかかる。授業料、その他教育費を合計すると、公立の中学校3年間で約142万円、私立ではおよそ381万円になるといわれている。何気なく通わせてもらっていた中学校でもこれだけお金がかかっているのだ。

 生活費、教育費・・・お金を払うには、お金を稼がなければならない。お金を稼ぐことの大変さやお金のやりくり、お金のモラルなど、本書からはお金にまつわる大事なことを読みとることができる。

 本書は漢字にふりがなもふってあり、小中学生も大人も読める1冊となっている。お金は、おいしいものを食べることができたり、旅行に行くことができたり、人を幸せにする。その反面、お金によって事件が起こってしまうこともあり、人を不幸にもする。これを機にもう1度、お金の大切さについて考えてみてはどうだろう。
(新刊JP編集部/田中規裕)

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