ウソつき男 ４つの定番フレーズ

　世の中には「ずるい男」が存在します。
　「ずるい男」とは、一度親密になった女性と付き合ったり、結婚したりはせず、「キープ」しておこうとする男です。
　そんな類の男たちは、あの手この手を使って女性からの問い詰めをかわし、煙に巻いて、自分にとって都合のいい関係を保とうとします。
　今回は、『恋人はできるのに、結婚できないあなたへ』（野浪まこと／著、あさ出版／刊）から、そんな「ずるい男」がよくつかう定番フレーズを紹介します。

■いまは仕事のことだけ考えていたいんだ。わかってくれよ。
　なぜか妙に説得力があるのが、この「仕事」というフレーズ。たしかに仕事が忙しいと言われてしまうと、会いたくてもそれを伝えるのは勇気がいりますね。「ずるい男」達はそうやって女性からの接近にストップをかけます。
　しかし、多くの女性も仕事をしている昨今ですから、この言葉の威力は弱まってきているのかもしれません。

■またこっちから連絡するよ
　「わざわざ連絡してくれるなんて…なんて優しい人！」なんて思ってはいけません。
　このセリフの意味は
　 こっちから連絡する＝そっちからは連絡するな
　であって、こっち（男性）から連絡することはまずない人に対するその場しのぎのセリフです。
　くれぐれも騙されないようにしましょう。

■お前は俺にはもったいなさすぎるよ
　出ました！これはズルい！
　女性としてピンとこない人、恋愛対象にはならない女性を角が立たないように遠ざけるための定番フレーズ。
　しかし、これは「いい人なんだけど彼氏にするにはちょっと…」という男性が女性から言われそうなセリフでもありますね。

■結婚なんて紙切れ一枚の単なる形式。なんでそんなことにこだわるの？
　これぞ真打ち。
　結婚を迫る女性に対して「ずるい男」が使う常とう句です。
　紙切れ一枚の単なる形式だと本当に思っているなら、婚姻届の一枚くらい出してしまっても問題ないはずなのに、難癖をつけるというのは、その一枚の重みを意識している証拠。
　本心は「いま俺は結婚なんて考えられないよ。でも君と別れたいワケでもない。なんとか、いまのまま付き合っていくってことでOKしてくれないかな」 です。

　「ずるい男」に言いくるめられて都合のいい女にならないように、男性の発言の裏の真意には敏感になった方が良さそうですね。
（新刊JP編集部／山田洋介）