ブラジルのメディアによると、1月にローマFWアドリアーノを獲得するというコリンチャンスの夢が実現しつつあるようだ。『グローボ』紙と『グローボエスポルチ』によれば、コリンチャンスのアンドレス・サンチェス会長に非常に近しい人物からの情報だという。

『グローボ』によると、年末休暇で20日にブラジルへ帰国するアドリアーノは、すでにコリンチャンスと合意に至っているそうだ。コリンチャンスにはリベルタドーレスカップまで、つまり少なくとも6〜7ヶ月のレンタル移籍になり、サラリーは月に40万ブラジルレアル(約2000万円)になるとのこと。

ローマのロゼッラ・センシ会長は12日、「アドリアーノは移籍しない」と話している。これを受け、ブラジル『レーテTV』のインタビューに応じたアドリアーノの代理人であるジウマール・リナウディ氏は、センシ会長のコメントが事実かどうかを問われると、「アドリアーノがローマにい続けるかどうかは分からない。だが、一つ保証できる。彼が出て行くとしたら、それは正門からになる。クラブとの衝突は一切なくね」と語った。

アドリアーノは風邪のため、12日のバーリ戦でベンチにも入らなかった。ブラジルのメディアはこれを皮肉っているが、リナウディ代理人は「彼が起用されなかったのは、本当にひどい風邪をひいていたからだ。ローマは今週、ルーマニアで試合をしたが(チャンピオンズリーグ・クルージュ戦)、そのときにひいたんだよ」と話している。

リナウディ代理人は、唯一の解決策が、「テーブルに座り、彼と話をして、それからこの状況を解決するためにクラブと話すこと」だと語った。