元フランス代表MFロベール・ピレスのアストンヴィラ入りが正式に決まった。レキップ紙が18日に報じた。

 先月29日に37歳の誕生日を迎えたピレス。昨シーズンいっぱいでビジャレアルを退団し、その後の所属先が決まっていなかったが、現役続行の意欲を失うことなく古巣アーセナルの練習に参加、プレミアリーグでのプレーを望んでいた。6シーズンを過ごしたアーセナルを2006年に退団して以来、4年ぶりのプレミア復帰となる。

 アストンヴィラの指揮官は、今シーズンから同じフランス人のジェラール・ウリエ監督。これまで監督と選手の関係になったことはないが、ウリエ氏が2002年W杯直前に靭帯断裂の重傷を負ったピレスを電話で励ますなど、親密な関係を築いてきた。

 ピレスは「偉大なクラブ。ヴィラとそのファンのためにプレーすることを誇りに思う。近々ヴィラ・パークで会おう、と言いたいね」と喜びを語った。

 自由契約の身であったピレスは、冬の移籍期間を待つ必要がない。ソー・フット誌は、「アーセナルで2ヶ月にわたってトレーニングを積んできた。日曜日の試合に出るのも問題ないよ」という本人の言葉から、早くも21日のブラックバーン戦に出場する可能性もあると見ている。

 それが早すぎるとするなら、次は27日のホームゲーム。迎える相手は古巣アーセナルだ。大ベテランのプレミア復帰を飾るには最高にドラマチックな舞台となる。