スポルティング・ヒホン対R・マドリー戦を前に両チームがすでに火花を散らす口論を繰り広げている。事の発端は、スポルティングがカンプ・ノウでバルサと対戦した際に、スポルティングのプレシアード監督がレギュラーメンバー8人を入れ替えて臨んだことだった。

 この選手のローテーションについてモウリーニョ監督は、「試合をバルサにプレゼントした」とプレシアード監督の選手起用を批判していた。さらにモウリーニョ監督は、ラジオ番組の中で再び、「イングランドではあんな選手起用をしたら罰則の対象となる」と言い切った。

 これを聞いたプレシアード監督。「モウリーニョ監督は卑劣だ。全く気に入らない」と激怒。「リスペクトするというのをあのクラブが奴に教えないなら、自分が教えてやる。いままで100%で試合に臨んでいたなら、次は300%で行く」と復讐に燃えている。

 この両監督の激しい口論について他チームの監督も参戦。エスパニョールのポチェッティーノ監督は、「自分もプレシアード監督と同じように言っていた」とプレシアード監督を支持。デポルのロティーナ監督も、「わざと負けたなんてこと言われたら怒るのは当然」と同感している。

 2試合の出場停止で対スポルティング戦はベンチ入りできないモウリーニョ監督。スタジアムで試合を観戦する予定だが、スポルティングサポーターからどのように迎えられるのか。クラシコを前にモウリーニョ監督への注目度がますます上がった。

(スペイン通信)