「サッカーはオレにとってはけ口だ。だけど何より、楽しみなんだよ。多くの人たちの前でプレーするのは、素晴らしいことなんだ」。インテルFWマリオ・バロテッリが、イタリア『コッリエレ・デッラ・セーラ』のインタビューで、自らの気持ちなどについて話している。

「いつ、セリエAでプレーできると分かったか? 6歳のころから言っていたよ。母親は信じていなかったけど、結局は納得せざるを得なくなった。すぐに多くのチームがオレのことを求めてくれて、最後にはインテルがやって来たんだ。陸上や体操もやったけど、カルチョを選んだんだよ。キックボクシングも好きだった。いつかやるかもしれないね。それに、いつかは(陸上100メートル世界記録保持者)ウサイン・ボルトに会いたいな」

「ゴールとは何かって? 大きな喜びさ。これ以上ないほどに素晴らしい気持ちを与えてくれる瞬間だよ。ただ、サッカーで最高なのはドリブルだよ。単に数字を数えるのはゴールというだけさ」

「なぜあまり喜ばないか? オレは攻撃陣でプレーしている。ゴールを決めるんじゃなければ、ストライカーがやるべきことってなんなんだい? 喜びは感じるけど、心の中でのことなんだ。サン・シーロでゴールを決めるのは、素晴らしい気持ちなんだよ。だけど、あまり大騒ぎすることではないと思う。今年のオレはパルマ戦とカリアリ戦で、2つの信じられないゴールを外している。残念だよ。オレはゴール数に大きな注意を払っているからね」

「一番教わったのは誰からか? ロナウドだよ。ブラジル人の方で、元マンチェスター・ユナイテッドの方じゃない。残念ながらロナウドと会ったことはないけど、子供のころはよくテレビでチェックしていた。オレが7歳で、彼がインテルに来たときから、すでに学んでいたんだ。それから、ズラタン・イブラヒモビッチ(現バルセロナ)だね。DFを遠くに離す方法を彼から学んだというのは事実じゃない。でも、オレがそれをやれるのは、サイドの選手としてではなく、センターフォワードとして起用されたときだけだ」