栗山千明 (C)「土俵際のアリア」プロジェクト2009
 LISMOオリジナルドラマ第4弾「土俵際のアリア」が7月13日(月)より配信開始となり、主演の栗山千明が出演への想いを語った。現在好評上映中「ハゲタカ」の硬派な演技が記憶に新しい中、彼女が今回挑んだのは、日本映画の若き才能、山下敦弘監督が作り出すナンセンス・ラブ・コメディの世界。一週間にわたり、ヒロインの小学生時代から花嫁姿まで、男運のない幸子という役柄を体当たりで演じた。ユニークな衣装の数々にも注目である。

――脚本を読んで、作品や幸子という役柄に対してどういう感想を持ちましたか?

栗山千明:(以下、栗山):脚本は、おもしろかったです(笑)。でも、リアルじゃないし、完全なコメディって物でもないし、微妙なラインが難しいなあと思いました。幸ちゃんに関しては、我慢強いなあって。私だったら、好きでもない男の子と付き合うなんて、耐えられない!

――でも、子分的な男の子たちには強気ですよね?

栗山:監督がおっしゃるには、弟(森山未來)とその同級生たちには強気なんだと。つまり、弱い者には強くて、自分より強い人や自分が好きな人には弱くなっちゃうタイプみたいです。私が思うに、幸ちゃんはネチネチしてるんですよ。高校時代のラストなんて、ものすごーく陰湿な行動をするし(笑)。

――観てのお楽しみですが、確かに衝撃的なくらい陰湿ですよね(笑)。それにしても、小学生姿がはまっていてびっくりしました。

栗山:自分でもびっくりしました! お話をいただいたときに、さすがに小学生の格好はないでしょと思ったし、着ているときも違和感があったんですけど、撮影後に場面写真を観ると、「これ、小学生時代のリアル千明だよ!」っていうくらい、いちばんしっくりきてました。私のサイズに合う、子供っぽい服を見つけてくれた衣裳さんがすごいですよね。靴下のボンボンとか、細かいところも見て欲しいです。

――そして、中学時代はセーラー服、高校時代はコンビニ店員ですね。

栗山:コンビニ店員時代がいちばんやばいです(笑)。髪の毛をひとつにしばって、でっかいメガネを鼻でかけて、くしゃみがとまらないせいで、後半はずっと鼻の頭がチークで真っ赤。もう、コントの酔っぱらいです。

――最後に栗山さんが思う、一番の見所を教えてください。

栗山:未來君の髪型とキャラです。マッシュルームカットの次に、なんで襟足の長いヤンキーヘアになってんの!? っていう。それで、物陰から私たちを見て、「ねえちゃん…」ってつぶやくわけです。その画は絶対におもしろいと思います。というか、そのつぶやく姿に、おいしいところを全部もってかれちゃってる気がします(笑)。

「土俵際のアリア」ストーリー
古賀幸子、24歳。彼女はウェディングドレスに包まれ結婚式場にいた。弟のワタルにとって姉の結婚とは悲願であり、夢であった。誰から見ても姉の男運は小学校以来サイテーそのもので、一部始終を目撃し続けてきた証人が弟のワタルだ。しかし、そんな幸子にも婚期が訪れる。弟のワタルは感慨に浸り、幸せそうな幸子を見つめていた。遂に花嫁の幸子の前に、花婿が現れる…!  若手実力派の栗山千明・森山未來が、男運の悪い幸子、姉思いの弟を、回想部分の小・中・高校時代までをも今の姿のまま演じる、「リンダ!リンダ!リンダ!」の山下敦弘監督ならではの、さわやかラブ・コメディ!

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