PS3の国内販売台数が300万台を突破したほか、Xbox360の国内販売台数も100万台を突破するなど、従来よりも圧倒的に高画質な映像を楽しめるゲーム機がようやく普及を始めていますが、対応するゲームソフトの開発費が明らかになりました。

なんと前世代機のPS2と比較して6倍以上の額となるそうです。

詳細は以下から。
(PDFファイル)2009 年3 月期 決算説明会 質疑応答概要

アニメやゲームなどを幅広く手がけるマーベラスエンターテイメントが行った決算説明会の質疑応答概要によると、PS2向けソフトの平均的な開発費は5〜6千万円だそうです。

そしてPSP向けソフトの開発費は1億2千万円程度であるほか、PS3やXbox360といったハイエンドゲーム機向けの場合、さらにその3倍程度が必要になるとのこと。つまり開発費は3億6千万円以上になるということでしょうか…。

また、開発費を回収するためには最低でも10万本以上の売り上げが必要であるため、リスクを軽減するためにPS3とXbox360とのマルチプラットフォームを前提とした上で、ワールドワイドで展開できるタイトルに絞って開発を進めているそうです。

ちなみにPS2発売当時のソフト開発費が現在の4〜5倍にあたる2〜3億円だったとされていることや、ソニーが開発費の削減に取り組んでいることなどを考えると、将来的にはより低いコストでのソフト開発が可能となることで、中堅メーカーや小規模なメーカーも参入しやすくなるのかもしれません。

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