フランスのサンテティエンヌが18日、UEFA杯決勝トーナメント2回戦のセカンドレグでブレーメン(ドイツ)をホームに迎える(フランス時間20時30分、日本時間19日午前4時30分)。

 予選から決勝トーナメント1回戦まで無敗(4勝引き分け)で勝ち進んだサンテティエンヌ、2回戦ファーストレグでブレーメンに初黒星を喫したが、ホームで雪辱を果たすチャンスは十分にある。

 ただし両チームの状態を比較すると、リーグ前節でシュトゥットガルトに4―0で大勝したブレーメンに対し、サンテティエンヌはグルノーブルに0―1で敗れているうえ、ケガ人を多く抱えている。

 加えて気がかりなのは、サンテティエンヌにこの一戦にかける意気込みがあまり感じられないこと。現在リーグ18位と降格圏にあるサンテティエンヌにとって、リーグ・アン残留が最優先の課題。グルノーブル戦のあとペラン監督がレキップ紙にUEFA杯を「重荷」、「あえて勝ちにはいかない」とコメント、サポーターや相手チームに礼を欠く発言と批判された。

 監督はその後「ユニフォームに恥じない試合をしたい」と前言をなかば撤回したが、「戦える布陣で臨む。ベストメンバーというわけにはいかない」とあくまで主力を温存し、4日後の第29節(対ロリアン=12位)に備えたい考えを仄めかした。

 なおレキップ紙によると、松井大輔は予想スタメンに入っておらず、ベンチスタートになると見られている。