2月28日のセントミレン戦でハットトリックを決めたセルティック中村俊輔。右足、左足、フリーキックとバリエーション豊富な3得点だったが、その秘訣は前週にチームで取り組んでいたシュート練習にあったという。

 「今週はチーム練習でもシュート練習やシュートゲームが多く、その感覚が残っていた。2点目は特にそう。DFの股が開くのも分かってたからそこを狙った。日本代表もそうだけど、シュートのイメージを持ってやらないと体が勝手に反応しない。イメージをして練習をしないと。それが大事だなと思った」

 また、俊輔はセルティックの中盤を日本代表の中盤にも例え次のように語っている。

 「セルティックの中盤は日本代表に似ている。自分も前に出れるところは出ていくし、後半はブラウンが前に出たから自分が引いた。ブラウンは日本代表でいうとガンガン前へいく長谷部。左のマクギディが松井で、クロサスは遠藤。代表に似ているよね。バランスをとりつつ、チームで点が取れれば。そうすれば相手がつかめなくなる」

 バルセロナ育ちのMFクロサスが中盤に入ると明らかにリズムがよくなるセルティック。俊輔自ら”セルティックの遠藤”と語るクロサスとのコンビは現在のセルティックの中心だ。代表でもセルティックでも、”遠藤”とプレーする時の中村は、やはり生き生きとしている。