トーレスがベルナベウに戻ってくる。A・マドリーのエースとしてマドリードダービーを戦った思い出深いスタジアムだ。しかし、トーレスはいまだにこのスタジアムで勝ったことも得点を挙げた事がないのだ。

 A・マドリー時代トーレスは、対R・マドリー戦を最も苦手としていた。最大のライバルを相手にトーレスは9試合を戦っているが4分5敗。なんとベルナベウでもホームのカルデロンスタジアムでも勝ったことがなかったのだ。ゴールに関しては正確に言うと2002年1月2日にベルナベウで1ゴールを挙げたが、この試合は親善マッチだった。

 「マドリードでのプレー、1回も勝ったことがないスタジアム、そして偉大なチームを相手に戦うのを楽しみにしている」と語ったトーレス。もちろん、ブーイングで迎えられることになるが、R・マドリーサポーターを黙らせるには絶好のチャンスと言える。1年半をプレミアリーグで戦いリバプールのエースとして成長した姿を最大のライバルチームを前に見せつけるのはトーレスにとっても刺激となるだろう。

 “スパニッシュ・リバプール”がベルナベウでどんな戦いを見せるかスペイン中が注目している。CLベスト16大注目カードが幕を開ける。

(スペイン通信)