フランスとの親善試合を翌日に控えた10日、アルゼンチンのマラドーナ監督が記者会見で、もっとも警戒する相手選手としてMFフランク・リベリ(バイエルン・ミュンヘン)の名前を挙げた。レキップ紙が報じている。

 マラドーナ監督はリベリについて「フランス人の中で最高の選手。他の選手よりゆうに頭2つくらい力が飛び抜けている」と語った。さらに「リベリ、アネルカ、アンリのトリオはファンタスティックだ。彼らに思うようなプレーをさせてはいけない」と攻撃陣に対する警戒を強めている。

 また監督は記者会見の席で先発メンバーの発表を拒んだ。フランスのドメネク監督も行なっていないというのがその理由。メッシが「アルゼンチンでは親善試合なんか存在しない」と語っていたように、「親善」とは名ばかりのあくまで「勝ちに行く」という真剣勝負への意気込みがうかがえる。

 注目の一戦は、マルセイユで11日午後9時(日本時間12日午前5時)にキックオフを迎える。