CL圏内が最低の目標である今シーズンのA・マドリー。しかし、国王杯もバルサに敗れベスト16敗退。リーガではCL圏内どころかUEFA圏内争いの7位と低迷している。この状況打開のためクラブが選んだ最初の手段が、アギーレ監督だ。新監督に選ばれたのが選手としてもA・マドリーGKとして活躍したアベル・レシノ氏だ。

 「十分戦っていける選手が揃っている。良いプレーをしてサポーターを喜ばせることができるチーム」と言うアベル・レシノ監督。ムルシア、レバンテで監督を務めた経験があり、今シーズンは2部でカステジョンを率いていた。しかし、突然のアギーレ監督解任でA・マドリーからオファーがあり新監督に選ばれた。

 「夢がかなった。最初はアリゴ・サッキ監督の下で指導者(GKコーチ)となった。A・マドリーのトップチームの監督になるのは夢だった」と喜びを露にしている。「大事なのはチームが自信を取り戻すこと。とにかく自分ができる力全て、それ以上をだして目標の4位以内に入りたい」とモチベーションは十分だ。アベル・レシノ新監督が新たな挑戦を始める。A・マドリーの運命は彼の手腕にかかっている。

(スペイン通信)