インタビュー:芦名星「誰かではなく、自分を目標に」
――お友達とかに、芦名さんってこういう人だよね って言われることはありますか?
芦名:ストイック! それは絶対言われますね。親友の女の子にも言われます。何に対しても絶対にストイックにやるから見てて可哀想になるって言われますね(笑)――自分でもそう思いますか?
芦名:そうですね。そうやってないといられないというか、私は、人より自信を持ってこうっていえることを持っていないので、自分がそうやって何かに向かってストイックにやっていることで、少しでも、そこに立ってる自分を保とうとしているんだと思います。なので、人にストイックって言われると「確かに」って。――完成した作品を観て、一番気に入っているシーンはどこですか?
芦名: 100円ショップでバイトしてる所ですかね。ほこりたたきみたいのでガンガン、ガンガンやっているところとか、好きですね。――楽しみながらやっていた?
芦名:はい。私はアルバイトとかしたことがないので、新鮮でした。――では、ちょっと職業体験的な感じで楽しめたと?
芦名:本当にすっごい楽しくて。「あ〜やばい、100円ショップのお姉さんやってる…」って(笑)。「いらっしゃいませ!」とか言ってみたかったんですよ。――逆に撮影で一番苦労した点はありますか?
芦名:自転車ですね。ピストバイクに乗ってるんですけど、朝から晩まで乗りっぱなしなんです。車と並走して走るんですけど、最初は「いいよー危ないから」って現場でもゆっくりやっていたものが、だんだん慣れてきたら、「車はや!」みたいな。私も本気でこいでいたので、おしりが筋肉痛になりました。確かに爽快ではあるんですけど、1日30シーンくらい撮るので…。体力的にも大変でした。「今日でピストバイクのシーン最後です!」って言われた時には、ああ〜やった!達成感!って。――大変だった分、達成感も大きかったんですね。
芦名:はい、それはありました。――由佳は「自分を変えたい」と思って、コールガールの世界に飛び込みましたが、芦名さん自身は自分を変えたいと思う瞬間や変身願望はありますか?
芦名:そうですね、お仕事をハードに組んでいて、眠い時は眠くない自分になりたいと思うことはありますね。やっぱり、眠くても何してもお芝居しなきゃいけないですし、やっぱり、12時間寝て現場に行ったのと、ほとんど寝ないで現場に行ったのとでは自分では同じように演じているつもりでも絶対に違うので。でも、極限状態にいて、もしかしたら全然自分が予想をしなかったお芝居をする可能性もあるので、どれが正しいのかは分からないんですけど。もちろんお芝居の時はないですけど、ちょっとした休憩時間とかにこう、コックリ…ってなったりすると、「あーもう私、眠らない体になりたい!」とか思ったりします。――現在ドラマにも2本出演されていますものね。そんな疲れた時にリフレッシュする方法はありますか?
芦名:レンタカーを借りて、でかけます。――ドライブに?
芦名:はい、車が大好きなので、温泉行ったり、何も考えないで遠くまで車走らせたり。免許をとったばっかりなんですけど、寝る時間が無くても行きたいと思ったら、レンタカー借りてドライブに行ってしまいます。――近場にでかけるんですか?
芦名:インターネットで2時間圏内で行ける温泉とか調べて行って、入って、それで帰ってくるんです。――他にプライベートでやってみたいことはありますか?
芦名:時間があったらやりたいことがたくさんあります。具体的には、まずは留学したいですね。あとは、ダンスがしたいですね、あとスカイダイビングとロッククライミングとかやりたくて。もう、趣味がいっぱいあるので。――アウトドア派なんですね。
芦名:かなり好きです。