■第8試合ライト級/5分3R
グレイ・メイナード(米国)
Def.3R終了/判定
リッチ・クレメンティ(米国)

慎重な立ち上がりとなった両者、サウスポーのクレメンティに、オーソドックスの構えのメイナード。左手前の構えで、メイナードが組みつきにいくが、クレメンティがカットに成功。距離を詰められない両者に場内からはブーイングが飛ぶが、残り時間90秒となったところでメイナードがテイクダンに成功した。

クレメンティのギロチン狙いを潰したメイナードは、パウンド+アッパーを落としていく。左脇を差してハーフガードを取るクレメンティ、リバーサルを狙っていたがパウンドを集中され、クローズドガードに切り替える。終了間際、重い左パウンドを落としたメイナードのラウンドとなった。

2R、飛びこんで右から左フックをヒットさせたメイナード、クレメンティは右ローから、右ハイを狙う。豪快なリフトアップからテイクダウンに成功したメイナードだったが、クレメンティはリバーサルから立ち上がる。

ここでメイナードはギロチンへ。首を引き抜いたクレメンティは、テイクダウンに合わせて引き込むと三角絞め、腕十字へ。バタフライガードを取るクレメンティは、もぐりスイープを狙う。さらにバックを狙ったクレメンティ、メイナードは察知しがぶりへ。ハーフを取られながらも、ギロチンでクレメンティを動かしたメイナードがバックを奪う。

最終ラウンド、踏みこんで右フックを放ったクレメンティを抱えあげ、スラムで叩きつけ、テイクダウンに成功したメイナード。ハーフからキムラ・アームロックを狙ったクレメンティだが、メイナードは腰をコントロールし、トップをキープ。両足担ぎから、メイナードはパスを狙い、立ち上がって逃げようとしたクレメンティからバックを奪う。

そのままテイクダウンに成功したメイナードは、クレメンティのスイープにもすぐに胸を合わせて、トップキープ。巧みなガードワークを駆使し続けたクレメンティだったが、メイナードのトップキープに屈する形で3Rが終了、メイナードが判定勝ちを収めた。

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