――その頃、身長はどのくらいあったんですか?

:ずっと高かったです、いつも前習えすると後ろの方にいる感じで。そういう意味では、女性としての自信はあまり無かったですね。私は男の子より背が高いし、性格的にもサバサバしてました。

――初恋は?

:初恋は早かったですよ。幼稚園の年長ぐらいでしたね(笑)。

――随分早いですね(笑)。

:幼稚園の年長の時に、同じ組の男の子が好きになりました。私は幼稚園の頃から背が高かったんですが、その男の子はクラスで背が一番低かったです。でもなんとなく、その子の雰囲気が好きでしたね。

――今の理想の男性像は?

:最近、理想の男性を見つけました(笑)。実は、EXILEさんのファンになりました。憧れなんですけど。EXILEさんがちょうど流行りだした時、私はまだ海外にいたので、彼らのことをよく知らなかったんです。帰国後、同級生に日本の情報教えてよって言うと、「今ね、このEXILEっていうグループが好きでね」と言われ、調べてみると、結構恐い感じの方たちかなと思っていたのですが、最近、彼らが本当に努力をして、あそこまでのものを手にしたんだっていうのをテレビで拝見して、心を打たれました。メンバーに眼が悪い方がいらっしゃって、「このままハードな仕事を続けていたら、失明をしてしまうかもしれない」ってお医者様に言われた時に、「僕はこのグループに懸けている。ここまでみんなで築き上げてきたものだから、僕は自分の眼を失ってでも貢献したい」とおっしゃったんです。もう、とても感動して、一体この世で、この言葉が出る人って何人いるんだろう、自分の身を削ってでも何かに捧げたいって思えるものがあるのかな?と考えさせられました。その方だけではなく、他のメンバーも色んな苦労を乗り越えて、今があるということ知った時に、ただカッコイイとか、歌が上手とかではなく、ストーリーがあることに感動して、その時から大ファンになりました。

――今の顔(笑)。

:写真撮らないで下さい(笑)。本当に大好きなんです。その昔、友達が言ったことを思い出して、音楽を聴き始めて、本当に曲もいいと思います。特にTAKAHIROさんが。私は子供の頃から、勉強、レッスンっていう生活をずっと送っていたので、芸能人の方にときめいてしまうっていう気持ちを経験したことがないんですよ。21歳になって、ようやくそれが理解できました。だから、今、一番お会いしたい方は、EXILEの皆さんです。私に勇気を与えてくれて、ありがとうございましたって伝えたいです。やはり、ユニバースという任務を終えて、私の人生の第一章は終わったわけです。ものすごい突っ走って、走って、走って、ふと任期が切れて、一段落し、日本でもう一回走り出そうとしている。そのページをめくる時って気持ちがアップダウンしたり、これでいいのかな、あれでいいのかなって、思いが巡るんです。そんな時に、あの番組を見て、明日から本当に頑張ろうって思ったんです。頑張ろうって思っていたんですけど、もっと頑張ろうって思いました。

――EXILEさんのライブは行ったことがありますか?

:無いんです。カレンダーとか買いに行こうかなって思ってるぐらいなんですけど。

――じゃあ、仕事などでご一緒する機会があれば。

:そればっかり言ってます。どうやったら会えるかしか考えてなくて。特に…、あ、ごめんなさい、話長くなって(笑)。さっき言ったTAKAHIROさんは、1万人の中から選ばれた、新しいボーカルの方なんですね。彼もきっと以前は普通の方で、たぶん応募用紙を送らなかったら、今その場にはいないし、私もおばあちゃんの一言で写真を送らなかったら今ここにいない。彼もそうやって上りつめて、最後1万人の中から1人に選ばれて、もうその日からEXILE。私も一夜にしてミス・ユニバースと言われて、やっぱり戸惑うこともいっぱいあったり、彼は一夜にしてEXILEになって、どういう気持ちだったんだろうって共感する点がたくさんあります。

――もし対談のコーナーなんかあったらどうします?

:もう是非(笑)。どうやったらお会いできるかってそればっかり考えていて。これが素の私です。興味があると妄想が妄想を呼ぶ。多分この妄想をするのが得意だったっていうのも、優勝するのにすごい役にたったと思うんですよね。私の世界大会の時、ルームメイトの子がミス・カナダだったんですけど、もしも優勝したらどうするっていう頭がなかったんです。私にはもしも優勝したらどうするっていう、そういう考えがあって、話がやっぱ合わなかったです。楽しく妄想って言うか、想像ができる子であれば、盛り上がるはずなんだけれど、もし優勝したらどうする?って質問した時に、「無い。何言ってるの?」っていう答えが返ってきてしまったんで。やっぱり、トップに立っている自分がイメージできないと、その先が難しいと思いました。