レキップ紙によると、マルセイユのディウフ会長が8日、チームの若き司令塔であるサミア・ナスリ(20)と2012 年までの契約延長で合意に達したことを明らかにした。

 会長は「クラブはナスリに賭けている。彼にチームの足場になってもらいたい」とナスリに託す期待を語った。今回の契約延長で、さしあたって来季の残留は確実となったが、ナスリが今後さらなる飛躍の場を求めることは会長も認識している。契約には、各シーズン終了後に移籍を認める条項が含まれている。「1600万〜2000万ユーロ(およそ25億4000万〜31億8000万円)」のオファーが条件だ。

 来月26日で21歳、マルセイユのレギュラーとしてすでに4シーズンを終えようとし、フランス代表の中心メンバーとして定着するであろう期待の若手としては、ビッグクラブにとって法外な値段ではないだろう。今シーズンはケガもあってやや不完全燃焼に終わった感があるが、残り2試合で欧州カップの出場権を得ること、ユーロ2008で代表入りを果たすこと、この2つを実現することが、世界に大きく羽ばたくための最初のステップとなる。

サミア・ナスリサミア・ナスリ(Samir Nasri)


生年月日:1987/06/202
所属   :マルセイユ
国籍   :フランス
ポジション:MF