マンチェスター・ユナイテッドの伝説的GKピーター・シュマイケルが、古巣の次期監督問題について言及。アレックス・ファーガソン監督の後継者に、ブラックバーンのマーク・ヒューズ監督と、サンダーランドのロイ・キーン監督の名前を挙げ、すぐにでもコーチングスタッフ入りすべきと語っている。

 1991年にマンU入りし、“トレブル(3冠)”を達成する99年までファーガソン監督の下でプレーを続けたシュマイケル。今でもファンから絶大な人気を誇る元デンマーク代表は、66歳の老将に後継者が必要だと語り、その候補者はマンUとの結びつきが強い人物であるべきだと語っている。

「サー・アレックスの後継者を誰にするか。これは大きな問題だ。恐らく、一番いいのは彼をこう言って説得することだろう。『あなたに引退してほしいわけではないが、プランは必要だ。だから後継者を今からスタッフに入れさせてくれ』とね。次に監督となるべき人間はサー・アレックスと共に働くことができる。それが1年になるか、5年になるかは分からないが、クラブに継続性が生まれることは間違いない。私なら、マークヒューズかロイ・キーンの名前を挙げるね。もしくは、ポール・インスも面白い。彼はMKドンズ(リーグ2所属、実質4部)で結果を残しているし、来年の去就はまだ分からないからね」

 古巣の監督問題に実名を挙げてアドバイスを送ったシュマイケル。ファーガソン監督のカリスマ性を嫌というほど味わった元守護神は、その影響力の大きさゆえに起きる後継者育成の遅れを危惧しているようだ。