■ご自身で歌詞を書かれて、多くの人にメッセージを伝えることのできる立場にあると思いますが、自分の力で少しずつでも変えられたらいいなと思うことはありますか?

玉置:「夢って何だろう?」とか、「自分が将来何をしたいのか?」とか、「夢はあるけど、追い掛けても別に叶うわけでもないし」みたいに言う同世代の子とかが多くて。全くもって私が「夢をもっていて、なれないわけがない!」という考えだったんですよ。

■超!ポジティブですよね。

玉置:(笑)。「なろうと思えば、なれる!」という考えだったんですよ。そういう考えの子が少ないと思ったから、それをすごく伝えていきたいし。大人の人もそうだと思うんですけど、「希望が減ってきているんじゃないかな?」と思って。「そんなの考えても、しょうがなくない?」みたいなのを、もうちょっと(笑)。日本は最近ネガティブというか、誰かに合わせて曖昧な返事をしたり、そういうのはすごく許せないんですよ!「言いたいことを言えばいいじゃん」みたいな(笑)。そういう「私らしさ」というか、背中を押せるような歌を歌っていければと思って。

■アメリカに行って、外から日本を見たからこそ、気付かされる部分もあるでしょうね。

玉置:表現力というか、普段から自己主張が少ない気がするんですよね。それって良くないなぁ?と思ったり、もっとオープンでもいいと思うし、難しいですけどねぇ…。

■自分の曲を聴いて、元気になってもらえたら嬉しいと。

玉置:凹んでたり、つまづきそうになっている時とかに聴いてもらって、「今はちょっと休憩して、明日には!」みたいな感じで(笑)、切り返しになるキーソングになればいいなと思いますね。

■次のシングルやアルバムでは、どんな曲を歌ってみたいですか?

玉置:また初期のデビュー曲みたいな楽曲をもう一回、敢えて今やって20歳になりたいなぁ、という気もすごくしているんですよ。デジタルな、ダンサブルなサウンドというものを思いっ切りバーン!とやろうかな。

■20歳になったら「大人の女性」というわけでもないですが、「こういう女性でありたい」というイメージはありますか?

玉置:「自分をもっている人」というのにすごく惹かれます。もちろん甘える時は周りに甘えてもいいと思うんですけど、自分自身が周りの人にあまり頼りたくないので、自分でも解決できるというか。

■20歳になることに対して、感慨深いものはありますか?

玉置:…いや(笑)。これといって、すごく大人になろうとも思っていなかったりするので。もちろん、責任は増えますけどね。

■お酒が飲めるようになったり。

玉置:あまりお酒を飲んで、いい大人を見ていないせいか、飲みたいとはあまり思いません(笑)。