「がん情報チャンネル・外科医 佐藤のりひろ」が、「「アイスクリーム」の食べすぎ注意!大腸がん診断後の超加工食品の摂取と生存率との関係についての最新研究を解説」を公開した。動画では、がん診断後にアイスクリームなどの超加工食品を摂取し続けることで生じる死亡リスクについて解説している。

動画で紹介されたのは、大腸がん患者における超加工食品の摂取と死亡率の関係を調べた前向きコホート研究だ。ステージ1から3までの大腸がん患者およそ2500人を対象に、がん診断後の食事状況を調査し、その後の生存率や心血管病による死亡率との関連を解析した。超加工食品とは、工業的に配合・加工され、保存料や着色料などの添加物を多く含む食品を指す。

解析の結果、全体の超加工食品について摂取量が最も多いグループは、最も少ないグループと比較して、がんによる死亡リスクに差は見られなかった。しかし、心血管病による死亡率は65%も高くなっていた。佐藤医師は「がん患者さんが診断後に超加工食品を多く摂取すると、心臓や血管の病気で亡くなるリスクが高くなる」と指摘した。

さらに種類別の解析では、アイスクリームやシャーベットを最も多く摂取するグループは、最も少ないグループに比べて、大腸がんによる死亡リスクが86%も上昇していた。また、統計学的に有意ではないものの、砂糖や人工甘味料入りの飲料、スナック菓子などの摂取が多いグループも、がんによる死亡リスクが高くなる傾向にあった。

がん診断後の食生活がその後の生存率に与える影響は小さくない。今回の解説は、何気なく口にしているアイスクリームなどの超加工食品を見直し、適切な食事を選ぶことの重要性を示している。

チャンネル情報

外科医・がん専門医「佐藤典宏(さとう のりひろ)」のYouTubeチャンネルです。「がん」の予防・診断・治療・セルフケアについて、幅広く発信します。