大学1年生が作った文化祭向け無料POSレジ『FesRegi』iOS版登場 モバイルオーダーにも対応
大学1年生の横山眞氏が個人開発した文化祭向け無料POSレジサービス『FesRegi(フェスレジ)』のiOS版が、6月29日にリリースされることが発表された。
【画像あり】文化祭の定番もアイコンとして用意 サービスのスクリーンショット
『FesRegi』は、レジ会計、注文管理、キッチンへの共有、来場者のモバイルオーダー、売上集計、品切れ・在庫管理といった模擬店運営に必要な機能を一つにまとめた無料サービス。iOSアプリに加え、インストール不要のWeb版も提供されており、iPadやChromebookなど学校現場で使われるさまざまな端末から利用できる。文化祭のほか、地域の祭りやバザーなどのイベントにも対応する。
主な機能として、タッチ操作で注文と会計を記録できるレジ機能、注文内容を調理担当に共有できるキッチン画面、来場者がスマートフォンから注文できるモバイルオーダー、売上や注文数のリアルタイム集計、品切れ・在庫状況の即時切り替え、文化祭委員会による学校全体の模擬店管理などを備える。複数の端末から同じ店舗にログインしても、注文や売上のデータはすぐに同期される仕組みだ。Googleアカウントでログインすることで利用を開始できる。
来場者は、模擬店に掲示されたQRコードをスマートフォンで読み取ることで、その場で注文が可能。iPhoneでは、アプリをインストールしなくても必要な機能だけをすぐに使えるAppleの「App Clip」に対応している。注文後は「あと何組で受け取れるか」という進み具合を確認でき、商品ができあがると通知が届くため、行列に並んで待ち続ける必要がない。
『FesRegi』は4月にWeb版を先行公開しており、6月23日時点で33店の模擬店に利用され、14,708件の注文を処理した実績がある。広告出稿は行っておらず、検索や利用団体からの口コミをきっかけに利用が広がっているという。
開発のきっかけについて、横山は高校時代の文化祭で他の模擬店の行列や売上集計に時間がかかった経験を挙げ、「ないなら自分で作ろう」と考えて当時ほしかった機能を一つずつ形にしたと説明している。サービスは個人で開発・運営されており、利用者からの要望は開発者本人に直接届くため、現場で必要とされる改善をすばやく反映できる点も特徴としている。
サービス継続のため、『FesRegi』ではスポンサー・協賛企業を募集している。あわせて、キャッシュレス決済事業者をはじめ、文化祭を支援する取り組みに関心のある企業・団体からの問い合わせも受け付けている。
(文=リアルサウンドテック編集部)
