「あの人は本当に世話が焼ける」『ばけばけ』錦織まさかの<最後の仕事>に視聴者涙、涙…「自らの命を削って相手の心に炎を」「吉沢亮のこの姿でこそ」「美しい死神のよう」
高石あかりさん(高ははしごだか)主演・連続テレビ小説『ばけばけ』(NHK総合/毎週月曜〜土曜8時ほか)。第23週「ゴブサタ、ニシコオリサン。」の第115回が3月13日に放送予定されました。
吉沢亮が語る『ばけばけ』錦織友一役「錦織にとってヘブン先生は最もかけがえのない存在」
そこでの錦織が「リテラシーアシスタントの最後の仕事」と語ったヘブンとのやりとりについて、視聴者の間で称賛が広がっています。
*以下3月13日放送回のネタバレを含みます。
<あらすじ>
久しぶりに松江の朝を迎えたヘブン(トミー・バストウさん)。
しかし、かつて感じたはずの感情が、音を聞いても、風景を見ても、なにも感じられない。
自分の変化に動揺するヘブンに声をかけたのは、錦織(吉沢亮さん)だった。声をかけられたヘブンは、自分は八雲だ、日本人だと告げる。
そんなヘブンに、錦織は日本人になる意味、錦織が反対する理由、ヘブンの現実を淡々と突き付ける。
そんな二人の様子をトキは目撃する。
あなたにはもう何も書けない
松江で再会した錦織から「書いている本にかつてのような輝きがない」「あれほど心動かされたこの景色に心を動かされなくなってしまったのでは」などと指摘されたヘブン。
続けて「あなたにはもう何も書けない」と告げられたヘブンは「馬鹿にするな!」「必ず書ける!」と強く反論します。

(『ばけばけ』/(c)NHK)
「ワタシ…ウシミズヤクモ!ワタシ…ニホンジン!」と憤慨すると、錦織の前から去ったヘブン。
その後、宿に戻るなり一心不乱に筆を振るいます。熊本に戻った後もその勢いはとどまることなく、ついには新たな本を書き上げることに。
あの人は…本当に世話が焼ける
急ぎトキの元へ向かい、「ニシコオリサンキット、オドロク、デショウ」と告げたヘブン。しかしトキは「いえ…驚かないと思います」とこたえます。
その手には錦織から送られた、ヘブンが無事に雨清水の戸籍に入ったことを告げる通知が…。
すると画面には、松江で発奮して執筆を始めたヘブンの部屋の外に立つ、トキと錦織の様子が流れます。
トキの前で「これで書けるといいが…」「たきつけたんだ。リテラリーアシスタントとしての最後の仕事だ」とその真意を呟いた錦織。

(『ばけばけ』/(c)NHK)
「あの人は…本当に世話が焼ける」と話すと、二人はしばし思い出に浸ります。
それから突然咳き込んだ錦織を前にあわてるトキでしたが、「シャラップ。執筆中だ。静かにしないと怒られるぞ」と笑顔を見せる錦織。
血のついた手をそのまま後ろにまわすと、執筆にとりかかったヘブンの様子をトキとともに静かに見守るのでした。
視聴者の反応
なぜかヘブンに対して冷たい態度をみせ、厳しい言葉を投げかけていた錦織。
しかしそれは、筆が進まず苦しむヘブンを発奮させるための「リテラリーアシスタントとしての最後の仕事」だったことが明かされました。
自身の余命が短いことを知りながら、友人でもあるヘブンのために力を尽くしていた錦織。その真意を知った視聴者の間で感動の声が広がっています。
たとえばSNSでは「錦織友一が美しい死神のようだった。日本人になれば作家としてのレフカダ・ヘブンは死ぬ。この死神は燃え尽きようとしている蝋燭の火を消すのではなく焚き付け、炎をより大きくさせるために現れた。死ぬなと。書けと」「おトキと錦織、両腕なんだよな。錦織は彼女もliterary assistantだと認識していたから、『君もわかるだろ』と言ったのか」「天岩戸を開けた初登校の日を思い出しながら吐血を隠しやっと笑顔が戻る。ああ錦織、スバラシ」「この世とあの世のあわいにいるかのような吉沢亮のこの姿でこそ、命の最後の輝きと見せてこそ、表現し得たものではないかと」「自らの命を削っても、相手の心に炎を灯すことを選んだ。唯一のリテラリーアシスタント。あの魂の美しさは何物にも代え難い。」「めんどくさいライバルかよ錦織と思ったらさらに主人公が怒りでライバルを粉砕したのを『へへ…それでいいんだよ…』って笑いながら斃れるやつだった錦織…」といった声がみられていました。
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朝ドラ通算113作目となる『ばけばけ』は、明治時代の松江を舞台に、怪奇文学作品集『怪談』で知られる小泉八雲の妻、セツをモデルにした物語。ヒロインの松野トキ役を高石あかりさん、夫で小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)をモデルにしたレフカダ・ヘブン役をトミー・バストウさんが演じ、怪談を愛する夫婦の何気ない日常を描きます。
トキの父・司之介を岡部たかしさん、母・フミを池脇千鶴さん、トキの祖父 ・松野勘右衛門を小日向文世さん、ヘブンをサポートする錦織友一を吉沢 亮さんが演じます。
脚本はふじきみつ彦さんが担当。主題歌は、ハンバート ハンバートの『笑ったり転んだり』。ドラマの語り手で、トキとヘブンの日常を見守る蛇と蛙の声を、阿佐ヶ谷姉妹の渡辺江里子さんと木村美穂さんが担当しています。
