古河桃まつり(写真:adobe photo stock)

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春になると、各地でさまざまな花が咲き始め、日本の風景は一気に色づきます。茨城県でもこの季節、花桃や桜、八重桜、山桜といった多彩な花々が次々と見頃を迎え、県内のあちこちで春の景色が広がります。桃色の花桃がつくる華やかな風景から、川沿いに続く桜並木、山を彩る自然の桜まで、その表情は実にさまざま。春の訪れを感じながら、花をめぐる小さな旅に出かけてみてはいかがでしょうか。

【写真】『ザ・ロイヤルファミリー』で話題のあの聖地も実は「いばらき」!

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<花桃>

<日本最大の花桃の里!6品種・約1,800本が可憐に咲き誇る景色はまさに桃源郷!第50回古河桃まつり 古河公方(こがくぼう)公園(古河総合公園)2026年3月14日(土)〜3月29日(日) 【見頃】3月中旬>

江戸時代初期、古河藩主・土井利勝(どいとしかつ)が、江戸で家臣の子供たちに桃の種を拾い集めさせ、領地である古河に送って育てさせたのが古河の桃の由来といわれています。

当時は燃料や食料が乏しかったため、「燃料となる薪」と「食料となる果実」になる万能な桃が選ばれました。


古河桃まつり(写真提供:茨城県)

現在の花桃は、1975年の古河総合公園の開園を機に復活させたものです。園内には、6品種約1,800本の花桃が咲き誇り、園内一面を鮮やかなピンク色に染め上げ、まさに「桃源郷」にいるかのようです。

また、桃まつり期間中は様々なイベントを開催。毎年人気の「熱気球体験搭乗」や「手筒花火とスカイランタン」に加え、期間中土日にはライトアップが行われ、夜の花桃もお楽しみいただけます。

<大正ロマン漂う空間で楽しむ特別な体験!花桃アフタヌーンティー>

プロの着付けによる本格的な和装に身を包み、大正ロマンの香り漂う古河文学館へ。可憐な花桃をイメージした華やかなスイーツと、地元名産「さしま茶」が織りなす至福のティータイムを堪能できます。さらには「桃まつり」会場での本格的な抹茶体験も。花桃の里・古河の魅力を心ゆくまで満喫できる特別プランが予定されています。

【開催日】3/14(土)、15(日)、18(水)、19(木)、21(土)、22(日)、25(水)、26(木)、28(土)、29(日)
【場所】古河市内(古河公方公園、古河文学館など)
【公式サイト・購入サイト】https://kogakanko.com
【お問合せ】(一社)古河市観光協会 TEL:0280-23-1266 https://www.kogakanko.jp/

<桜>            

<360度桜に包まれる絶景を川面から独り占め! お花見水上サイクリング @BEB5土浦by星野リゾート 2026年3月27日(金)〜4月10日(金) 【見頃】3月下旬〜4月上旬>

自転車のまち土浦市にあるホテル「BEB5土浦 by 星野リゾート」が、川面から桜の絶景を見渡せる「お花見水上サイクリング」を開催します。


お花見水上サイクリング(写真提供:茨城県)

土浦市を流れる新川(しんかわ)の両岸には、約200本のソメイヨシノが咲き誇り、約2kmに渡る桜並木は市内の代表的なお花見スポット。その川の上に広がる桜のトンネルの中で、水上自転車に乗って優雅にお花見を楽しむアクティビティです。

今年は、お花見をより一層楽しむために、”花より団子”のアイテム「桜マカロン」や、写真映えを叶える「桜アクセサリー」が新登場し、水の上で特別な春の体験が味わえます。

【お問合せ】BEB5土浦 by 星野リゾート
 TEL:029-825-0502(広報専用) 050-3134-8098(一般)
 https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/beb5tsuchiura/

<桜、竹あかり、花火の競演は世界初! ひたち大宮辰ノ口桜まつり @辰ノ口親水公園 2026年3月28日(土)〜4月19日(日)【見頃】4月上旬>
 
辰ノロ堰に作られた辰ノ口親水公園は、久慈川の清流とその周辺の豊かな自然環境を身近に体験できるレジャースポットです。久慈川沿い約1.3kmの桜堤に、約130本の桜が咲き誇る景色は圧巻。菜の花との競演も美しく、3月28日(土)から4月19日(日)のライトアップ期間は美しい夜桜を鑑賞できます。


ひたち大宮辰ノ口桜まつり(写真提供:茨城県)

また、昨年度好評を博した、間伐材で制作した竹あかりが連なるライトアップ企画「DRAGON BAMBOO」も同時開催!4月4日(土)には、内閣総理大臣賞通算22回受賞の野村花火工業株式会社による花火大会も開催します。

【お問合せ】
常陸大宮市商工観光課観光振興グループ TEL:0295-52-1111 
https://www.city.hitachiomiya.lg.jp/kankou_guide/news/page011404.html
        
<日本の「さくら名所100選」で行われる県内最大級の桜まつり。日立さくらまつり @平和通り、かみね公園、十王パノラマ公園 など 2026年4月1日(水)〜4月12日(日) 【見頃】4月上旬>

桜並木が約1キロにわたり続く平和通りと、日立市街を見下ろすかみね公園は、日本の「さくら名所100選の地」に選ばれている桜の名所。夜になると桜のライトアップも行われ、昼とは異なる幻想的な雰囲気を楽しむことができます。


日立さくらまつり(写真提供:茨城県)

また、4月4日(土)・5日(日)に披露される日立市の伝統芸能「日立風流物」(国指定重要有形・無形民俗文化財 / ユネスコ無形文化遺産)は必見!高さ15m、重さ5tという豪壮な山車が、五層のからくり舞台へと姿を変える瞬間は圧巻です。

【お問合せ】
(一社)日立市観光物産協会 TEL:0294-24-7978
https://www.kankou-hitachi.jp/news/page000148.html

<八重桜> 

<息をのむ美しさをつくりあげる八重桜のトンネル!十色桜の並木 @日本花の会 結城農場「桜見本園」【見頃】(八重桜)4月中旬>

「日本花の会」は、建設・鉱山機械メーカー「コマツ」の当時の社長の提唱により1962年に創設された団体で、桜を愛する人々が集まり、「桜の名所づくり」を進めています。

桜の苗木の生産も行い、茨城県結城市に、敷地面積83,000平方メートルにも及ぶ苗木精算圃場と見本園を設置。選抜した優良品種の苗木を年間約2万本生産し、全国に配布しています。


十色桜の並木(写真提供:茨城県)

また、桜見本園は一般開放されており、世界中から収集した約350品種、1,000本の桜が次々と開花していく様子を見学することができます。中でも、約10品種の桜が一斉に開花する八重桜の並木道「十色桜の並木」は必見です。

【お問合せ】
(公財)日本花の会 結城農場・桜見本園 TEL:0296-35-0235
https://www.hananokai.or.jp/sakuramihonen/

<日本の「さくら名所100選の地」の八重桜!八重桜まつり @静峰ふるさと公園 2026年4月9日(木)〜4月22日(水) 【見頃】4月中旬>

日本のさくら名所100選の地に選定される「静峰ふるさと公園」。12haもの広大な敷地には、約2,000本の八重桜をはじめ、ソメイヨシノ、ツツジなどが植栽されています。


八重桜まつり(写真提供:茨城県)

ソメイヨシノに続いて八重桜が開花し、長い期間桜を楽しめるのも魅力。まつり期間中は夜桜ライトアップやイベントが催され、大いに賑わいます。

【お問合せ】
那珂市商工観光課 TEL:029-298-1111
https://www.naka-kanko.jp/page/page000133.html

<山桜>            

<“西の吉野、東の桜川”と並び称される名所。桜川の桜まつり @櫻川磯部稲村神社、高峯の山桜など 2026年3月5日(木)〜4月25日(土) 【見頃】(ヤマザクラ)4月上旬>
 
古来より桜の名所として知られる桜川市。櫻川磯部稲村神社一帯では、国の天然記念物「桜川のサクラ」など約700本の桜を見ることができます。


桜川の桜まつり(写真提供:茨城県)

また、高峯をはじめ、山に自生する山桜は、淡紅色と新芽の深紅が新緑の時期と重なり、パッチワークのような眺望を楽しむことができます。

https://youtu.be/aVg4WXE_Bt0?si=rBW6geqzC11s1uUU

【お問合せ】
桜まつり実行委員会事務局(桜川市商工観光課内)TEL:0296-23-8200
http://www.kankou-sakuragawa.jp/page/page000523.html

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花桃の華やかさに始まり、川辺の桜並木、八重桜のトンネル、そして山を彩る山桜へ――。茨城の春は、花の種類ごとに表情を変えながら長く楽しめるのが魅力。春の週末、花を追いかけながらゆったりと茨城の風景を味わってみてはいかが?

*資料提供:茨城県