スタッド・ランスのFW中村敬斗が24日、26日のブレスト戦に向けた記者会見に出席した。日本代表でも共闘するFW伊東純也について「一言で言うと親友みたいな感じ」とコメントした。

 中村は現在5試合連続ゴール中で、日本人の欧州主要リーグ連続得点記録を更新した。そのうち3得点は伊東のアシストから生まれており、日本代表コンビの連係がチームの強みとなっている。現地報道陣から伊東との関係性を聞かれると、中村は表情を変えずに「一言で言うと親友みたいな感じですね」と返答。日本からチームへの注目が高まっていることには「伊東選手は代表でも中心の選手なので、そういった意味でも日本のファンの方が増えてきているのかなと思います」と先輩の人気ぶりを強調した。

 すでに昨季記録した4ゴールを更新。昨季から何かを変えた部分はないといい、好調の要因については「昨シーズンの終盤からちょっとずつフランスリーグにアダプトしてきた感じがあって、それが今シーズン良い形に繋がっていると思います」と述べた。また具体的な得点数の目標については「何点取りたいというのはないので、取れるだけ取ってそれがチームの勝利に少しでも繋がれば」と意気込むと、会見の終わり際には通訳に「今回もありがとうございました」と感謝を述べる礼儀正しさを示してから席を立っていた。

 スタッド・ランスによると、6試合連続ゴールになればクラブで48シーズンぶりの快挙。元アルゼンチン代表FWのカルロス・ビアンチ氏が1976-77シーズンに8試合連続ゴールを達成しており、それ以来の記録になるという。なお5試合連続ゴールはカメルーン代表MFベンジャミン・ムカンジョ以来10シーズンぶりだった。