東京証券取引所

写真拡大

 東京証券取引所の社員がインサイダー取引に関与した疑いが判明し、23日の東京株式市場では、東証を傘下に持つ日本取引所グループ(JPX)の株価が一時、前日終値と比べて1・9%下落した。

 終値は前日比0・8%安の1776円だった。

 東証は上場企業に対し、ガバナンス(統治)改革などを要請している立場にある。社員は証券取引等監視委員会から金融商品取引法違反容疑で強制調査を受けており、東証のガバナンスへの不信感から売り注文が広がったとみられる。