中日・加藤匠馬【写真:小林靖】

写真拡大

落合氏も惚れ込んだ中日・加藤匠馬の肩…球速が大台突破

 プロを生き抜く最大の武器は、入団から10年経っても全く衰えない。中日の加藤匠馬捕手の代名詞といえば、球界ナンバーワンともいわれる“爆肩”。秋季練習中にその凄さの一端を見せ、ファンからは「ボール見えません!」「何キロ出たんですか?」などとあらためて驚嘆の声が上がっている。

 球団公式インスタグラムが公開したのは、屋内練習場での一コマ。アンダーシャツ姿の加藤は助走をつけ、防球ネットに向かってバズーカを発動。球団関係者によると、大塚晶文投手コーチが持っていたスピードガンでは、実に球速150キロを計測したという。

 2014年のドラフト5位で入団した際、当時の落合博満GMが惚れ込んだという圧倒的な一芸。加藤も入団当初から「肩で勝負できなくなったら終わり。ケアは怠らないようにやっていきたい」と語っていた。32歳となっても健在であることを証明する大台突破。助走をつけたとはいえ、投手顔負けのスピードボールだった。

 今季は86試合に出場し、打率.171、5打点、0本塁打。引き続きバットに課題を残すが、ランナーに恐怖を与える強肩は投手にとって心強い存在となる。映像を見たファンも驚きは隠せなかったようで、コメント欄には「球があっという間に!」「凄いなー!!」などと声が並んでいた。(Full-Count編集部)