ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

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大谷翔平の50号記念球は約6.7億円で落札された

 ドジャース・大谷翔平投手が放った「50号記念球」のオークションが22日(日本時間23日)に入札期限を迎え、360万ドル(約5億4700万円)で落札された。オークション会社「Goldin」によると、手数料込みで439万2000ドル(約6億6727万円)。記念球の歴代最高額を更新した。歴史的“快挙”を米記者も続々SNSで速報した。

 米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は公式X(旧ツイッター)で「ショウヘイ・オオタニは今シーズン記録を更新し続ける。50号ボールは(野球ボール史上)最高額となる439万2000ドルで落札された。この額は、彼がドジャースで稼ぐ年俸の200万ドル(約3億390万円)の2倍以上の金額だ」と伝えた。10年総額7億ドル(約1063億円)でドジャースと契約した大谷だが、そのうちの97%に当たる6億8000万ドル(約1033億円)を後払いとしている。

 地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のビル・シャイキン記者は「『Goldin』によると、あらゆるスポーツで最も高価なボール」と綴った。また、元米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のエバン・パーカー氏は「現実離れしている。(2位を)大きく引き離して、史上最も価値のあるボールだ」と記した。これまで野球ボールの最高額はマーク・マグワイア氏が1998年に放った70号記念球で、落札価格は300万5000ドル(約4億5650万円)だった。

 大谷は9月19日(同20日)の敵地・マーリンズ戦で3打席連発を含む6打数6安打10打点2盗塁を記録。メジャー史上初の「50本塁打&50盗塁(50-50)」を達成した。「49-51」で迎えた第5打席で左翼席へ一発を放ち、大台に到達した。

 50号をキャッチしたファンは、球場警備員に連れられて即退席。ドジャースから30万ドル(約4558万円)を提示されたものの、拒否して米オークションサイト「Goldin」への出品した。当初の設定価格は50万ドル(約7600万円)とされ、9日(同10日)までに450万ドル(約6億8368万円)で入札した場合は即決だった。

 入札期限だった日本時間23日午前11時直前に入札額が230万ドル(約3億4900万円)に上昇し、“延長へ。決着したのは同午後1時26分だった。最高値を2億円以上も更新した大谷の50号球。何もかもが異次元だ。(Full-Count編集部)