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 【牧 元一の孤人焦点】2作目の写真集「太陽って何色?」(秋田書店)を10月25日に発売するSTU48の石田千穂(22)が都内でインタビューに応じ、「この写真集の中にいる『大人の石田千穂』をぜひ見てください」と訴えた。

 写真集は2020年12月発売の「檸檬の季節」以来およそ4年ぶりとなる。

 「前作の撮影がめちゃくちゃ楽しかったんです。だから、取材で『これまでで1番印象に残っている仕事は?』と聞かれると『写真集』と答えていて、ずっと2冊目を出したいと思っていました」

 待望の2作目の撮影は、本人の希望通り台湾で行われた。

 「台湾は初めてでした。私のファンに台湾の方が多いので、ずっと気になっていたんです。行ってみたら、まず、ご飯がスパイシーでおいしかった。町の食堂のようなお店で食べたんですけど、特にルーローハンにはまりました」

 撮影場所は町の中や現地の人が実際に住んでいるアパート、プールなど。泊まったホテルの一室で撮った写真には自身初となるランジェリー姿が含まれている。

 「ランジェリーはマネジャーさんの部屋で撮りました。ホテルに入ったら全員の部屋の内装が異なっていて、マネジャーさんの部屋が1番おしゃれだったんです。ランジェリーを着た時は水着とあまり変わらないと感じてすんなり撮影できました。でも、撮影した写真をあとで見てみると、やはり、22歳っぽい。着実に年を重ねているな…という感じがします」

 別の宿泊施設で撮影した写真にはランジェリー姿で犬とたわむれるカットもある。

 「お気に入りの1枚です。2作目ではワンちゃんと撮りたいと思っていたので、本当にうれしかった。だから、写真を見てみると、目の輝きが違うんです。喜びが顔に出てる。初めてのランジェリーと初めてのワンちゃん。最高の組み合わせです(笑)」

 今作には「成長」というテーマがある。自身は2020年の前作の後、21年にSTUのシングル曲「独り言で語るくらいなら」で初めて単独センターを務め、22年には役者として初舞台に挑んだ。

 「この4年間で本当にいろいろ経験させて頂きました。初めて1人でセンターに立って見た景色には『広さ』を感じたけれど、重荷を背負っている感じもしました。任せてもらえるのはうれしいけれど、どの位置でも輝ける人になりたい、センターの子を支えたいという気持ちが強いです。最初の舞台は少人数で2時間ほぼ出ずっぱりだったので鍛えられました。同じお客さんの前でもSTUのステージとは全く違って、毎回心臓が飛び出しそうなくらいに緊張しました。演技をすると新しい自分を知ることができて成長できます。今回撮ってもらった写真を見ると、表情に深みが増した気がします」

 アイドル活動も順調だ。10月13、14の両日、都内でソロコンサートを開催。11月9、10日の両日に追加公演を行う。

 「ソロコンサートは成長できます。自分しかいないから責任感が強くなります。スタッフさんと一緒に考えて作り上げていく感じもいい。グループの活動も大好きですけど、ソロの活動にも重きを置いていきたいと思っています」

 さて、これから4年後は?

 「26歳、ぎりぎりアイドルを続けていそう(笑)。演技のお仕事と両立していたい。写真集は4作目を出すくらいでいたいです!」

 ◇石田 千穂(いしだ・ちほ)2002年3月17日生まれ、広島県出身の22歳。17年、STUの1期生としてデビュー。18年発売のシングル第1弾「暗闇」から全シングル表題曲で選抜入り。23年発売の第9弾「息をする心」で2回目の単独センター。役者としては24年公開の映画「コーヒーはホワイトで」などに出演。

 ◆牧 元一(まき・もとかず) スポーツニッポン新聞社編集局文化社会部。テレビやラジオ、音楽、釣りなどを担当。