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子どもに多くみられ、咳が長引くことが特徴の「マイコプラズマ肺炎」。全国の患者数が3週連続で過去最多を更新しました。

「マイコプラズマ肺炎」は、発熱や長引く咳が特徴の子どもに多くみられる感染症です。

国立感染症研究所によりますと、全国およそ500の医療機関で、今月13日までの1週間に報告された「マイコプラズマ肺炎」の患者は、7週連続で増加しました。

1医療機関あたりの患者数は前の週からわずかに増え、1.95人で、1999年に現在の方法で統計を取り始めてから最も多くなりました。3週連続で過去最多を更新しています。

厚労省は、「例年に比べて感染の広がりが著しく、増加傾向が続いているため、引き続き手洗い・マスクなどの感染対策をしてほしい」としています。

また、手や足、口の中に発疹ができる「手足口病」の全国の患者数も増加しています。

「手足口病」は、手や足、口の中に水疱性の発疹ができるウイルス性の感染症で、4歳くらいまでの子どもを中心に広がります。

全国およそ3000の小児科で、今月13日までの1週間に報告された患者は1医療機関あたり10.78人で、3週連続で増加しました。

依然として「警報レベル」の目安とされる「5人」を超える状況が続いています。