横浜の強盗殺人、押し入った際「ずっと通話で指示受けた」…実行役２人を車に乗せ現場に向かったか

　横浜市青葉区の住宅で後藤寛治（ひろはる）さん（７５）の遺体が見つかり現金が奪われた事件で、強盗殺人容疑で逮捕された千葉県印西市、宝田真月（まづき）容疑者（２２）が同区内の駅や周辺で実行役２人を車に乗せ、後藤さん宅に向かったことが神奈川県警への取材でわかった。

　捜査関係者によると、宝田容疑者は秘匿性の高いスマートフォンの通信アプリを使って指示役から「合流場所を指示された」とし、後藤さん宅に押し入った際もイヤホンを着け「ずっと通話しながら指示を受けた」などと供述しているという。

　押収した宝田容疑者の車から、３人が使ったとみられるマスクや手袋などが見つかった。後藤さんが手足を縛られていた粘着テープからは、千葉県市川市で住人女性を監禁したとして現行犯逮捕された住所・職業不詳藤井柊（しゅう）容疑者（２６）の指紋が検出された。