静岡県下田市の小学生が10月21日、耳の不自由な人を助ける聴導犬について学びました。

【写真を見る】耳の不自由な人を助ける「聴導犬」メールの着信音も伝える実演も 小学生が役割学ぶ=静岡・下田市

下田市立浜崎小学校で開かれた福祉の授業には、聴導犬のトイプードルを利用している河津町の細井佐織さんが講師として招かれました。聴導犬の利用者が日常生活で苦労していることや、聴導犬の役割について学びました。

授業ではキッチンタイマーやメールの着信音に聴導犬が反応して、飼い主に伝える様子の実演があり、子どもたちは手話で拍手を送りました。

<男子児童>

「耳が聞こえない人に聴導犬は大切なんだなと。しっかり聴導犬が支えてあげるようにしていていいと思いました」

<女子児童>

Q.聴導犬を連れている人を見たら?

「困っていることがあったら、手話というか、紙に書いて話したりとか、できたらいいなと思います」

県内には聴導犬が2匹しかおらず、細井さんは「聴導犬のことを知らない人が多いのできょうはいい機会になった」と話していました。