【騒然】東京・八王子の住宅街に突然シカ出没 “角が危ない”住民不安 専門家「戦いに敗れた雄がさまよっていたのでは」

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10月20日の午後5時頃、東京都八王子市の住宅街にできた人だかり。
スマホが向けられた先にいたのは、大きな鹿です。

この鹿がいたのは、京王堀之内駅から徒歩2分ほどの大通りに面した駐輪場。

近隣住民:
うち、すぐそこなんですけど、もし向こうだったらうちの庭入っちゃったなと思って、びっくりしちゃって。
近隣住民:
(鹿が)パニックを起こしたら危なそうですよね。角があるんでね。

近隣住民も不安を抱く、大きな角。

ただし、よく見てみると、片方の角がありません。

この片方だけ角がある鹿は、5時間前にも…。

鹿の目撃者:
多分、11時50分か12時ぐらいだと思います。
鹿が、川をずっと、こう歩いてきまして、で、その鹿を追いかけるように、さすまたを持った市役所の職員の方が、一緒に歩いていたんです。

この男性が鹿を目撃したのは、駐輪場から約4キロ離れた、となりの多摩市。
川に沿って、八王子市の方向へ歩いて行ったといいます。

なぜ、住宅街に鹿は現れた?

そもそも、なぜこの鹿は住宅街に現れたのでしょうか?

体感型動物園iZoo 白輪剛史園長:
(山にある)餌がこれから乏しくなっていく部分もあったり、ここから繁殖期に入るので、雄同士だとかが角を使って闘争するんですよ。そのためにおそらく、片方の角が脱落した。負けた雄がそこ(群れ)から分かれて、さまようってことはあり得る。

さらに、鹿の角が片方しかないことで、危険も増すといいます。

体感型動物園iZoo 白輪剛史園長:
バランスが取れなくなりますよね。頭重いですから、そこを振り払って、こう角を落とすことするんですね。そういった時もやはり、近づくとね、角が刺さる恐れもあります。

突然、住宅街に現れた鹿。警察官らが集まり、捕獲へ動き出します。

めざまし8取材班:
あ、今麻酔の準備でしょうか?注射器を手にした方がいますね。

そして…。

めざまし8取材班:
あ、今逃げました。

麻酔針が打たれたのか、驚いた鹿が走り出します。

その後、近くの神社に逃げ込んだ鹿は、ぐったりとした様子に。

午後7時頃、鹿は無事捕獲されたということです。
(「めざまし8」10月21日放送より)