実写ドラマ「ウイングマン」藤岡真威人を絶賛!父・藤岡弘、の「遺伝子感じる」

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生誕40周年を記念し実写ドラマ化! ドラマチューズ!「ウイングマン」(毎週火曜深夜24時30分)の記者会見に、主演の藤岡真威人さん、ヒロインの加藤小夏さん、宮野真守さん、特撮アクションの第一人者である坂本浩一監督、原作者の桂正和先生が登壇。作品の見どころや、自身のヒーローについて語りました。

【動画】実写版「ウイングマン」をスタートより一足先に公開

話題騒然!「ウイングマン」見どころは?




会見冒頭、「チェイング!悪!烈!ウイングマン」の声とともにウイングマン参上! 会場に「おぉっ!」とどよめきが起こり、カメラマンによるフラッシュの嵐!


会場の興奮さめやらぬ中、キャスト陣らが登場。ドリムノートを手にしたことより、5分間だけ“ウイングマン”に変身出来るようになる特撮オタクの高校生・広野健太を演じる藤岡真威人さんは、新たな情報が解禁されるたびに大きな話題となり「ウイングマンという作品がどれだけ期待度が高く、多くの人に愛されているのかを実感する日々です。本気でぶつかって、僕自身も“チェイング”するぞ!という気持ちで撮影に挑みました!」と本作にかけた思いを。


藤岡さんの“チェイング”っぷりについて、異次元世界・ポドリムスから三次元(地球)世界へやってきた謎の少女・アオイを演じる加藤小夏さんは「現場に入ったらもう真威人くんが“健太”でしかなくて」と、謎のイケメン新任教師・北倉先生を演じる宮野真守さんも「ヒーロー遺伝子が完璧だからね」とコメント。


坂本浩一監督は、仮面ライダー1号を演じた父・藤岡弘、さんの遺伝子を「最初にアクション練習した時から感じました。何を言ってもパッと出来ちゃう。目力や存在感にも(遺伝子を)強く感じました」とヒーローとしての素質を絶賛しました。


そんな藤岡さんですが、印象に残っているシーンについてのトークで、スタート前にもかかわらず「最終回の最後の一番大事な戦いのシーンで…」とクライマックスについて話し始め、登壇者や記者がざわつきます。宮野さんの「それ話して大丈夫?」とネタバレを心配する声に、藤岡さんは「ダメだったら『わー』って言ってください(笑)」とフォローをお願いするキュートな一幕も。
最後の戦いで、健太が這いつくばって進むシーンの表情が「すごくよかった」と褒められたという藤岡さん。気持ちを作って撮影に臨んだのはもちろんですが、40℃近い猛暑での撮影で、アスファルトは熱々のフライパン状態だったため、「僕にとってはリアルな表情だった(笑)」と明かして笑わせながら、「厳しい状況の中、僕だけでなく監督含めみんなが心をひとつにして取り組んだシーンしたので、素晴らしいシーンになっていると思います」と見どころを伝えました。


1983年〜1985年まで「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された漫画「ウイングマン」は、桂正和先生の連載デビュー作。実写化については「嬉しかったですけど、1回どうしようかなと迷いました。大切な作品すぎて」と桂先生。これまで何度かの実写化の話には乗り気ではなかったものの、今回は気持ちとタイミングが合ったことから実現したそう。漫画の編集担当から「健太って、お前だよね」と言われていたほどヒーローや特撮が好きだという桂先生は、完成した実写版を観て「ウイングマンを描いてた20歳の頃の僕が見たら号泣してたと思います」と感想を。

「(メディアミックスの)話がある度に、新しいものが作れるなってワクワクしちゃうんです。ただ待ってるんじゃなくて参加したくなっちゃう」という桂先生は、今回は「原作者というよりも制作の1人として参加して。現場には迷惑だったと思うけどめちゃめちゃ口を出しました (笑) 」と。本作では“総合監修”として、原作の魅力を大事にしながら、実写ならではの作品を目指したとのこと。

また、「自分にとってのヒーロー」についての質問も。藤岡さんは「ヒーローといえば父です。僕にとっても、きっと世界中の人たちにとってもヒーローだと思っています」と、父・藤岡弘、さんへの敬愛を。


ダンスを習っていたという加藤さんは「安室奈美恵さん」。当時は髪型や衣装をマネしていたそうで、今でも元気がない時は曲を聴いたりライブ映像を見ているそう。


また、本作も、以前に桂先生原作のドラマ「I”s(アイズ)」にも出演した際も、仕事を続けるかどうか悩んでいる時に巡り合った作品とのことで、「桂先生には感謝しています」と加藤さん。すると桂先生自ら「…ってことは、僕がヒーローってこと!?」と発言し、笑いを誘っていました。


宮野さんは「ウルトラマン」をあげ、自身が声を担当した「ウルトラマンゼロ」について「僕もヒーローが大好きだし、まさか自分がヒーローの声ができるなんて思ってもいなかったからすごく嬉しかった」と。また、当時は“不要不急”が叫ばれ、エンタメが自粛傾向にあった中で、「自分が無力だと感じることが多かった時、ウルトラマンゼロとして子供だちに『大丈夫だよ』とメッセージを届けられた。ヒーローの存在はこの世に必要不可欠なんだなと身をもって感じました」と熱い思いを。

桂先生は、「ウイングマン」連載中、母校の仮装イベントに自分のために特注で作ったウイングマンの扮装で参加した時のエピソードを。ヒーローものを描きながら少年からの反応が少なく、ちゃんと届いているのか不安を感じていた中、男の子が「あっ、ウイングマンだ!」と喜んでくれたことで、「僕は子供たちにヒーローを与えてるのかもしれないと実感できて感動しました。少年の一言で自分が描いてることは間違ってないんだと思えたから、僕は彼に救われたのかもしれないですね」と感動的な出来事を。


坂本監督にとってのヒーローは「ジャッキー・チェン」。9歳の頃、ジャッキー・チェンの映画を見て、「僕はこの人になりたいと思って格闘技や体操をやり、スタントマンになり、監督になった。ジャッキーがいなかったら今の僕はなかったといってもいいくらいです」と感謝を込めてコメント。


最後は、藤岡さんが「俳優人生の代表作になるよう全力で挑みましたし、みんなで一丸となって作ってきました。原作ファンにも、原作を知らない人にもきっと届くものがあると信じています」とアピール。坂本監督は「全話見どころばかりです。みなさんの『続きがみたい』という声を聞かせていただけると、これを機にウイングマンの世界観を広げていけると思います」と、さらなる先へのコメントで締めくくりました。

ドラマチューズ!「ウイングマン」(毎週火曜深夜24時30分)は明日スタート!