元日に発生した地震と9月の記録的な豪雨の影響で石川県珠洲市では断水が発生するおそれがあるとして市民に節水を呼び掛けています。

地震と大雨で大きな被害を受けた珠洲市では豪雨で水道水の取水源となっている鵜飼川に土砂が流れ込み、水が濁った状態が続いていて、浄水所で濁りを取り除く処理が追いつかず、供給できる水道水の量が減少しています。

10月12日以降、断続的に断水が発生し、15日から16日にかけては蛸島や三崎など広範囲で断水しました。

住民「まだ苦しめるのかと思った」

仮設住宅の住民

「まだ苦しめるかと思います。9ヶ月立ち直った時にこの間大豪雨ありまして、その時もう皆一緒。みんな心折れてしまいまして。急いでこのペットボトルの大きい空いたのと、バケツに水、断水になると聞いたので、すぐ汲んでここに置きました」「自分の身は自分で守るという事を行政に頼むことも良いけど行政で手が回らない事があるじゃないですか」

珠洲市は、宝立浄水場で対策を進め、広範囲で断水が起こる可能性は低くなったとしていますが、さらなる断水を防ぐため、市民に節水を呼びかけています。