「育児のときもずっと変顔です」アンジー、前田敦子、マリオのドッスン…《斬新モノマネ》芸人・キンタロー。が「２児の母」となった後も「過激な芸風を続ける理由」

「番組見たよ、と周りから本当によく声をかけてもらえるようになりました。新宿のものまねショーレストラン『そっくり館キサラ』に毎月出演しているんですが、お客さんが倍増した気がします。予約もすぐ埋まるみたいですね」

芸歴13年目のキンタロー。（42）は自身の“再ブレイク”について冷静に話す。30歳でお笑い芸人を志し、その翌年に前田敦子（当時AKB48）のモノマネでブレイク。デビュー1年目で一世を風靡したが、あまりにもその印象が強すぎたせいか、その後は露出も減って伸び悩む時期が続いていた。

だが、結婚・出産を経て2児の母となった今、そのモノマネやダンスは新境地に達している。ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーをはじめ、スーパーマリオのドッスン、北京五輪の子供トランペッター、『サザエさん』の中島くんに映画『シャイニング』のジャック・ニコルソンなど、視聴者たちの予想を裏切る思いもよらないネタが多くのファンに刺さり、多忙な日々が戻ってきた。

大御所のモノマネにも怯まない

「モノマネのネタを決める一番の理由は、『その相手が自分に似ている気がするから』なんですよ。すごくシンプルに、やりたいと思ったものをやっているだけなんです。普通に日常生活を送る中で、これはやれそうだな、って思ったものを試している感じですね」

最近は、北大路欣也やデヴィ夫人のモノマネにも挑んでいる。なんとも勇気がいりそうな大御所だが、そのアレンジは実に過激だ。

「ちゃんと見た目や声は似せたいなと思っているんですよ。私なりに努力しているつもりなんですが……あとは見ていただく方の判断に委ねております(笑)」

「この子たちのために頑張らないと」

母親となってからは過激な芸風を抑え、いわゆる「ママタレント」に舵を切る女性芸人も多いなか、そのクレイジーな芸風はむしろパワーアップしている。

「芸風をセーブしようとか、そういう気持ちは全然起きませんでしたね。家族という守らなきゃいけない存在ができたことで、かえって気持ちが落ち着いたというか、安心感が生まれたというのが自分の中で起きた変化でしょうか。

娘たちができたことで、むしろこの子たちのために何としても頑張らなきゃ！という気持ちのほうが強いです。地方ロケのときは夫に見てもらっていますが、子供たちとはなるべく一緒にいられるように心掛けています。連れていけそうな現場には連れていったりもしますよ」

2人の娘たちに施す“英才教育”

4歳と2歳になる2人の娘たちは、テレビで活躍する母の姿を見て喜び、応援してくれているという。そんな娘たちにもすでにキンタロー。流“英才教育“を施している。

「育児のときもずっと変顔です。変顔とともに育ててきました。娘に一番人気のモノマネはマリオの『ドッスン』かな。これであやすとめちゃくちゃ喜ぶんですよ。

それで先日、ロケで会った1歳の男の子をドッスンの変顔であやしたんですが、大号泣されてしまって……。ヤバい、感覚がずれてきているのかと焦りました。その後は私の声を聞くだけで泣いていたのでトラウマになっちゃったかもしれない。毎日変顔で育てているウチの娘と、同じ感覚で臨んではダメだと勉強になりました」

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【つづきを読む】「お前はクレイジーになれる。なんなら俺よりクレイジーな部分もあるぞ」《斬新モノマネ》キンタロー。の魂を奮い立たせた「意外な人物」と「激励の言葉」

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