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『アメイジング・スパイダーマン』シリーズのアンドリュー・ガーフィールドと、『ブラック・ウィドウ』(2021)エレーナ・ベロワ役のフローレンス・ピューはA24製作ラブロマンス『We Live in Time(原題)』にて、非常に情熱的なセックスシーンを演じているようだ。その熱量の高さは、撮影監督が思わず目を反らしてしまったほどなのだそう。

『We Live in Time』は、トビアス(ガーフィールド)とアルムート(ピュー)が恋に落ち、家族となり、困難に直面しながらも立ち向かっていく姿を追うラブストーリー。実力派俳優の共演作であるとともに、ガーフィールドにとっては、キャリア初期作品『BOY A』(2007)の監督ジョン・クローリーとの再タッグということもあり注目を集めている。すでに公開されているでも、トビアスとアルムートが愛を育んでいく様子が映し出されている。

米によると、ガーフィールドはニューヨークのカルチャーセンター「92NY」でのイベントに登壇し『We Live in Time』撮影時のエピソードを明かしている。クローズドな環境で撮影した、ピューとの「とても親密で、情熱的なセックスシーン」は、撮影監督のスチュアート・ベントレーが目を背けてしまうほどだったそう。

「演出していくにしたがって、シーンが情熱的になっていったんです。そうしたら僕たちもその気になってしまって、予定よりちょっと行きすぎちゃったんです。なぜって”カット”が聞こえなかったし、安全だとも感じられたので。そうしたら僕たちは”OK、じゃあ次のことに取り掛かろう、もっとよくしていこう、続けていこう”ってなっちゃったんですよね。」

しかし、ガーフィールドもピューも演技に集中しているうちに、はたと気付いたようだ。

「ある程度のところで、僕たち2人とも、お互いテレパシーのように口をついたんです。”このテイク、絶対に長すぎる気がする”って。見上げたら、スチュアートとブーム・オペレーター(マイクを操作するスタッフ)がすみっこにいて。スチュアートはカメラを脇に抱えて、壁の方を向いていました。」

近年、セックスシーンやヌードシーンを撮影するにあたって、安全に進行するための配慮を重視する製作現場が増えている。ユアン・マクレガーは、たとえ演じるのが実際の夫婦でも、セックスシーンにはインティマシー・コーディネーターが入るべきだとを述べ、ダニエル・クレイグは新作『クィア』でセックスシーンを撮影する前に、ダンスで緊張をほぐしたとしている。『We Live in Time』の撮影現場も、同様に十分に守られたものだったことがガーフィールドの語りぶりから窺える。

2人が情熱的な愛を演じたA24『We Live in Time(原題)』はトロント国際映画祭でプレミア上映を迎えており、米Rotten Tomatoesでの批評家スコアは84%を記録している。

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