「似ているのは波瑠さん」…「かわいい」と話題も巨額詐欺か「写真集完売の元女性市議」妖艶な素顔写真

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ネット上で「かわいい」と話題になった元女性市議に、有罪判決が下された。

10月7日、福岡地裁で懲役10年と追徴金1億9800万円の支払いを言い渡されたのは、詐欺罪などに問われていた元大阪府寝屋川市議の吉羽美華被告(44)だ。吉羽被告は他の犯行メンバーと共謀。新型コロナウイルスで業績が悪化した団体に対する融資制度を利用し、多額のカネを騙しとったとされる。

「検察側は『(吉羽被告が詐欺事件の)重要で不可欠な役割を担った』として懲役10年を求刑していました。一方の弁護側は『被告は詐欺に加担している認識はなかった』などと無罪を主張。吉羽被告も『私は詐欺を行っていません』と述べていたんです。しかし物証などから、吉羽被告の訴えが通ることはありませんでした」(全国紙司法担当記者)

フライデーは’22年8月16日配信の記事で、吉羽被告が加担したとされる巨額の詐欺事件について詳しく報じている。吉羽被告の妖艶な素顔や、自身の写真集まで発売した驚きの言動を振り返りたい(内容は一部修正しています)――。

「融資額の半分を払ってほしい」

「似ている女優は、波瑠さんて言われますね」

逮捕された元女性市議は、よく周囲にこう話していたという。

’22年8月1日、福岡県警は詐欺容疑で5人の男女を逮捕した。新型コロナウイルスの影響で業績が悪化した医療関係施設を支援する公的融資制度に対し、虚偽の説明をして多額の現金を騙しとった疑いだ。

逮捕されたのは、吉羽被告を含め5人の男女。新型コロナウイルスの影響で業績が悪化した医療関係施設を支援する公的融資制度に対し、虚偽の説明をして多額の現金を騙しとった疑いが持たれていた。

「被害にあったのは、大阪・堺市にある福祉施設A社です。グループ5人は’20年7月からA社に対し、こうウソの提案をし『新型コロナウイルス対応支援資金』制度の利用をもちかけました。『特別な方法で融資が可能になる。返済しなくても民事上の責任は負わないから、融資額の半分を払ってほしい』と。

実際は、融資には返済が必要です。偽りの説明を信じたA社は、当局から約1億2000万円の融資を受け、5人グループは業務委託料の名目で半分の6000万円ほどを騙しとったといいます。彼らはセミナーを開くなどして同様の犯行を繰り返しており、被害総額は10億円を超えるとみられます」(全国紙社会部記者)

議員バッジを携帯ストラップに

吉羽被告は、「1円ももらっていない」「巻き込まれただけ」と当初から犯行を否認していた。だが、吉羽被告は’07年の初当選直後から「お騒がせ市議」として知られている。

「政治資金を集めるためという名目で、『Mika Yoshiba』という写真集を発売したんです。水着などの写真はありませんでしたが、女優の作品のような美しい内容。500部出版した1冊1000円の写真集は、たちまち完売し増刷をしたとか。

都内ではイベント運営会社を経営しており、かなり羽振りがよかったのでしょう。黄色いベンツで、たびたび登庁。こだわりがあるのか、議員バッジは胸元ではなく派手にデコレーションされた携帯電話のストラップにつけていました」(寝屋川市議会関係者)

吉羽被告の知人が話す。

「もう亡くなりましたが、食品関係の社長に可愛がられていましたね。社長に連れられて、東京や大阪で行われるいろいろなイベントに参加していました。芸能事務所のトップとも、交流があったようです。彼の誕生日パーティではマイクを持ち、お祝いの言葉を述べていました」

芸能界から政界と、さまざまな場所に姿をみせ交友関係を広げていた吉羽被告。しかし議員にあるまじきトラブルで、自らの信頼を完全に失墜させてしまった。