コロナの融資制度をめぐる不正で「みずほ元銀行常務」が逮捕…!解明が待たれる「美人すぎる市議」の詐欺事件との関係

写真拡大 (全3枚)

コロナ融資仲介で約5億円を詐取

コロナ禍で業績が悪化した医療法人などに対する融資制度を悪用したとして、警視庁は独立行政法人「福祉医療機構」(WAM)の元理事でみずほ銀行元常務の三浦由博容疑者、医療関連コンサルタントの北村隆史容疑者らを逮捕した。

無利子無担保で事業資金を支援する制度だけに利用者は多く、'22年3月期までの融資実績は1兆9812億円(約3万9000件)にのぼっていた。

三浦容疑者らは「便宜を図る」と医療機関に持ちかけ、約5億円の手数料を不正に受け取っていた。

「美しすぎる市議」との関連も

元理事でメガバンク元役員という三浦容疑者の肩書を悪用した事件だが、制度を利用した同種の事件を2年前に福岡県警が摘発、「美しすぎる市議」として話題となった吉羽美華元寝屋川市議らが逮捕・起訴された。

すでに結審しており、検察側は懲役10年を求刑、判決は10月7日に下されるが、吉羽被告は一貫して「自分も騙された」と無罪を主張している。

両事件ともWAMの融資制度を利用しており、福岡事件でも北村容疑者は逮捕されている。証拠不十分で不起訴になっているものの、北村容疑者が両事件に絡んでいるとなると、身分のある三浦容疑者の福岡での役割が気になる。

検察は認めなかった吉羽被告の訴えに信憑性が生まれるわけで、違った事件構図となるかも知れない。

「週刊現代」2024年10月5・12日合併号より

5年後に「株価が5倍」もありうる「日本企業10社」の実名を大公開する…!