「しっぽ付き! 猫のおしりのようなもふもふクッション」(フェリシモのサイトより)

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通販大手フェリシモ神戸市)の商品が、猫のしっぽ部分を模したユカイ工学(東京)のロボット商品「Qoobo(クーボ)」と類似しているとSNSなどで指摘が相次いでいる。フェリシモは24日、まいどなニュースの取材に対し、「企画開発において、十分な検討を尽くすことができず、ご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます」などとした上で、この商品の販売を中止したことを明らかにした。

【写真】こちらはユカイ工学の「Qoobo」

類似性を指摘されているのは、フェリシモが8月末からWEB販売をスタートした「しっぽ付き! 猫のおしりのようなもふもふクッション」という商品。社内の猫好きでつくるチーム「猫部」の新商品で、公式サイトでは「猫が香箱座りをした時の、もっちり盛り上がったおしりから、しっぽにかけての様子を再現したフェイクファーのクッションです」と謳っていた。底面には湯たんぽを入れることができるほか、猫そっくりの撫で心地を再現。しっぽも自由に動かせるという。

一方、ユカイ工学のQooboは、公式サイトによると、「しっぽのついたクッション型セラピーロボット」。特徴は「そっと撫でるとふわふわと、たくさん撫でるとぶんぶんと、そしてときどき気まぐれに、しっぽを振って応えてくれ」ることという。発売は2018年。

数日前からSNSでは「もふもふクッション」と「Qoobo」が酷似していることに気づいた人が「パクリではないか」と指摘する投稿が相次ぐ事態に。ユカイ工学代表の青木俊介さんもXで「意匠登録してるんですけど…」と戸惑いの声を上げるなどしており、フェリシモ側の動向が注目されていた。

フェリシモからの回答】

この度は、「猫部」が発売した「猫のおしりのようなもふもふクッション」につきまして

お問い合わせいただき、誠にありがとうございます。

ユカイ工学株式会社さまの製品との類似性に関しまして、

SNSにおいてのご指摘を拝見いたしました。アイテムが異なるといえど、

より慎重かつ詳細な企画開発を行う必要がございました。

私どもといたしましては、本製品の企画開発において、十分な検討を尽くすことができず、

ユカイ工学株式会社さま、お客さま、新聞社さま、そして関係各社さまにご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます。

現在、当該製品の販売を中止し、関係各社さまへの対応を進めている段階です。

そのため、詳細につきましては、お答えしかねる部分もございますが、

ひと段落つき次第、改めてご説明させていただきます。

この度は多大なるご心配をおかけし、誠に申し訳ございませんでした。