独コメルツ銀CEO、単独路線を志向 「独自の計画ある」

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Tom Sims John O'Donnell

[ベルリン 16日 ロイター] - ドイツのコメルツ銀行のマンフレッド・クノッフ最高経営責任者(CEO)は16日、同行には独自の計画があり、独立した銀行であり続けることを望むと述べた。

ウニクレディトは先週、コメルツ銀行株式9%を取得し、合併に意欲を示している。

クノッフ氏は独立した存在であることを望むかとの記者団の質問に「われわれは独自の計画に納得している」とし「計画と戦略の実行に最大限のエネルギーと力で取り組んでいる」と述べた。

ウニクレディトのアンドレア・オーセルCEOは16日、両行の合併は、全ての利害関係者に付加価値をもたらし、より強い銀行を生む可能性があると独紙に語った。

クノッフ氏は、コメルツ銀行はすでに繁栄しており、経営陣は筆頭株主であるドイツ政府に対し、ドイツの金融センターとしての地位のために強いコメルツ銀行の重要性を説いていると述べた。

その上で、ウニクレディトから何らかの提案があれば経営陣は利害関係者に対する義務にのっとり検討するとした。