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(MCU)映画『エターナルズ』(2021)でメガホンを取ったクロエ・ジャオ監督の最新作『ハムネット(原題:Hamnet)』について、フォーカス・フィーチャーズが世界配給権を獲得し、巨匠スティーブン・スピルバーグがプロデューサーを担うことが分かった。ほかが報じている。

ジャオにとって『エターナルズ』以来となる監督作『ハムネット』は、マギー・オファーレルによる2020年の同名小説を元とする物語。『aftersun/アフターサン』(2022)や『Gladiator II(原題)』で目下大活躍中のポール・メスカルがかの有名な作家ウィリアム・シェイクスピアを、『ウーマン・トーキング 私たちの選択』(2022)『MEN 同じ顔の男たち』(2022)のジェシー・バックリーがウィリアムの妻アグネスを演じる。

タイトルのハムネットは、2人の夭折した息子の名前であり、亡き息子を悼むアグネスの姿が、これまでにない新しい目線で綴られている。他キャストに『キングスマン:ゴールデン・サークル』(2017)や『デューン』シリーズの前日譚ドラマ「デューン:プロフェシー」のエミリー・ワトソン、『女王陛下のお気に入り』(2018)『憐れみの3章』(2024)のジョー・アルウィンがいる。ジャオはオファーレルとともに脚本も務める。

スピルバーグと合わせて、『007 スカイフォール』(2012)や『1917 命をかけた伝令』(2019)などのサム・メンデスもプロデューサーとして参加。ジャオは『ノマドランド』(2020)にてアジア人女性として初めてアカデミー賞監督賞を受賞した才媛であり、ともにアカデミー賞監督であるスピルバーグとメンデスが加わることで、『ハムネット』がより力強い作品となることは間違いないだろう。

『エターナルズ』ではスーパーヒーロー・チームの歴史を跨いだ知られざる戦いを描いたが、『ノマドランド』と、その前作『ザ・ライダー』(2017)では主人公の葛藤や孤独、喪失を受容するプロセスを、アメリカ中西部の風光明媚な光景とともに描いていたジャオ。英女性小説賞受賞した話題作『ハムネット』を原点回帰のような手法で捉えるのか、『エターナルズ』を経た新たな視点を加えるのか、気になるところだ。

撮影は、2024年7月末よりウェールズにてしている。リリース時期については未定。

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