サッカーコパアメリカ準決勝、アルゼンチン対カナダ。チームメートと2点目のゴールを喜び合うアルゼンチンのリオネル・メッシ(中央奥、2024年7月9日撮影)。(c)EDUARDO MUNOZ/ AFP

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【AFP=時事】サッカーのコパ・アメリカ(2024 Copa America)は9日、準決勝が行われ、アルゼンチンはリオネル・メッシ(Lionel Messi)のゴールなどでカナダに2-0で快勝し、主要大会3連続優勝の懸かる決勝に進出した。

 前回大会王者で、W杯カタール大会(2022 World Cup)チャンピオンでもあるアルゼンチンは、8万2500人の満員の観客が詰めかけた米ニュージャージー州のメットライフ・スタジアム(MetLife Stadium)で今大会最高の内容を披露し、W杯を制したときと同様、絶好のタイミングで調子をピークに持ってきたように見える。

 運動量の多いサッカーで各チームを撃破し、コパ初出場でベスト4入りと躍進したカナダのここまでの戦いぶりは称賛すべきものだが、メッシ擁するアルゼンチンには単純に遠く及ばず、序盤にチャンスをつくった後は相手に試合を支配された。

 対するアルゼンチンは、22分にロドリゴ・デ・パウル(Rodrigo De Paul)の浮き球のパスを受けたフリアン・アルバレス(Julian Alvarez)が巧みなトラップで相手DFをかわし、十分なスペースをつくって先制点を決めた。

 51分にはデ・パウルの折り返しからエンソ・フェルナンデス(Enzo Jeremias Fernandez)がシュートを放ち、これをゴール前にいたメッシがコースを変えて押し込んだ。メッシがオフサイドの可能性も取り沙汰されたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)による検証でDFが1人残っていたことが分かり、得点が認められた。

 2点差をつけた後は相手を引き込みながら守備的に戦い、体力の消耗を抑えて勝利。最多記録を更新する16回目のコパ・アメリカ優勝を懸けて、決勝ではウルグアイとコロンビアの勝者と対戦する。

【翻訳編集】AFPBB News

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