1回、右越え二塁打を放つ牧(撮影・開出牧)

写真拡大

 「DeNA−ヤクルト」(2日、横浜スタジアム)

 DeNA・牧秀悟内野手が、打席での違和感を球審に訴えた。

 初回2死一塁での第1打席。初球をファウルに打った後、バッターボックスのラインを何度も確認。吉本球審や捕手の中村にバットでラインを指しながら首をひねった。

 2球目がボールになった後も納得がいかない様子。ホームベースと並行になるはずの前のラインを確認すると、再び球審と中村に伝え、待たせる格好となった投手の吉村には頭を下げた。

 牧の訴えに、球審も前に出て確認。肉眼では分からない様子で試合はそのまま再開となったが、中継の解説者・槙原寛己氏は「(ラインが)曲がってるんですかね。打者は気になるんでしょうね」と語っていた。

 その後、牧はファウルで粘り、9球目を打ち右翼線二塁打。好機を演出した。

 微妙な変化が打撃フォームにも影響を与えかねない。かつてレジェンドの落合博満氏は打撃練習の際、ホームベースがわずかに曲がっていることも見逃さなかったというが、好打者・牧ならではのシーンだった。