スーパーフード・明日葉を使った、常識はずれの青汁『boco to deco』 「普通じゃない!」と農家もびっくり
今やスーパーやドラッグストアでも、さまざまな種類を見かける青汁。代表的な原料としてケールや大麦若葉が知られるが、日本原産の野菜「明日葉」が使用されているものもある。

この明日葉、実は“日本発のスーパーフード”とも言えるほど、たくさんの栄養素を含んだ野菜なのだ。そのなかでも、品質にこだわりすぎて、明日葉の農家さえも「普通じゃない」と驚く青汁がある。

その名も「boco to deco(ボコとデコ)」。


名前もパッケージも青汁らしからぬこの商品の「普通じゃない」ポイントは…


他の青汁とは何が違うのか。詳しく知るために、明日葉作りの現場を訪ねてみた。

一般の青汁素材よりも栄養豊富なスーパーフード「明日葉」


5月中旬、滋賀県の米原駅に降り立った。

琵琶湖の東側、彦根城からおよそ8kmに位置するこの駅から車で約1時間。東近江市の山の麓に、ボコとデコの明日葉を育てる「永源寺マルベリー」の畑がある。見渡す限り緑のこの地で、この日、朝から降り出した雨を受けて明日葉が生き生きと葉を伸ばしていた。


明日葉は、日本原産とされるセリ科の植物だ。東京都伊豆諸島など太平洋の沿岸部に自生し、古くから滋養強壮の薬草として知られている。

野菜は一般的に、一部の栄養素に特化するものが多いが、明日葉は多種多様な栄養素をまんべんなく、そして豊富に含む。「スーパーフード」といえるほどのポテンシャルを持っているのだ。

有名な青汁素材と比べても、ケール=ビタミンC、大麦若葉=鉄など得意分野はあるものの、総合的な栄養面で明日葉を超える野菜はなかなかない。


見た目よりも品質を重視! 根も茎も丸ごと使った体と環境にやさしい青汁


栄養価の高さに注目し、明日葉を素材とする青汁商品は珍しくない。だが、ボコとデコが「普通じゃない」のは、葉だけではなく茎も根も使用していることだ。


明日葉には、美容やヘルスケアに役立つとして注目されるポリフェノール「カルコン」を10種類も含むという特徴がある。

ボコとデコを販売する「ていねい通販」によると、明日葉の根っこと茎には葉の約3.8倍のポリフェノールが含まれている。しかし、根や茎などを使うと青汁の緑色が薄くなるため、ほとんどの商品では葉っぱしか使われず、残りは捨てられてしまうという。「緑色が濃い=栄養が豊富」という消費者のイメージを優先させた結果だ。

こうした「野菜の廃棄」に課題感を抱き、健康と環境に優しい青汁づくりを模索していたていねい通販は、化学肥料や栽培期間に農薬を使わない有機栽培で明日葉を育てる永源寺マルベリーに、ボコとデコの開発を持ちかけた。

ていねい通販のスタッフは話し合いのほか、農作業を通して明日葉への理解を深めていった

「本当にいいものをシンプルな形で届けたいと考えていた」と開発時の思いを語るていねい通販の担当者。商品の色が薄くなることは気にならなかった。「根や茎を使うことで、栄養成分は増加し、フードロス解消にもつながる。お客さまの体と環境、どちらにも優しい商品にできる自信がありました」

一般の青汁よりも白っぽいボコとデコ。開発チームは見た目の鮮やかさよりも、栄養価の高さと環境への優しさを選択した。

永源寺マルベリーの上田長司さんは、「廃棄には悔しさを感じていたので、根や茎に注目してくれて嬉しかった」と話す一方、「一般の青汁とは全く違ったものになるけど、売りにくくないのかなと思っていました」と振り返る。

シンプルすぎる材料に「超びっくり」


さらに上田さんが驚いたのは、ボコとデコの原材料を「明日葉」と「さつまいもデンプン」の2つのみに絞ったことだ。

「飲みやすくするためにいろんな素材をブレンドする業者も多いなか、素材2種類で開発すると聞いて超びっくりしました(笑)」


ていねい通販が原材料のシンプルさにこだわったのは「安心して飲み続けてほしいから」だ。何パターンもの試飲を重ね、「緑茶のようなすっきりした味わい」ながら、ポリフェノールを含む73種類の栄養成分がたっぷり詰まった青汁が誕生した。

余計なものが入っていないから食材とのコラボレーションにも


人工甘味料が入っておらず、自然な味わいだからこそ、普段のドリンクや料理へのトッピングもしやすい。

ていねい通販が行った消費者アンケートには、「添加物がないので子供にも安心して食べさせられる。野菜が苦手な2歳の息子のためにカレーや味噌汁、炒め物などいろんなご飯にかけている」といった意見や


「野菜不足なので、朝ごはんのヨーグルトにボコとデコをかけている」「コーヒーや牛乳、ココアなどに入れて楽しんでいる」など、日常の食べものや飲みものに、”ちょい足し”でボコとデコを取り入れているという声が届いている。




また、“青汁らしさのないパッケージ”は、オフィス環境や室内のインテリアにも馴染みやすく、「色もデザインもコンパクトで気に入った」というユーザーの反応もあるそうだ。



日本で唯一! 明日葉オーガニック栽培を成功させるまで


こだわりが詰まったボコとデコだが、明日葉を育てる永源寺マルベリーの農園も「普通じゃない」。

実はこの畑、農作物が1年以上栽培されず、その後も作付け予定がないとされた「耕作放棄地」だったという。18年ほど前から、耕作放棄地の再生にチャレンジ。時間をかけて畑を再生させ、今では10ヘクタールの土地で、明日葉や桑、モリンガなどを栽培している。


明日葉の栽培自体にも大きな時間がかかった。事業として栽培しているのは国内では数が少なく、失敗を繰り返しながら4年かけて事業化に成功。今でも試行錯誤を繰り返しながら育てている。

永源寺マルベリーの大きな特徴は、化学肥料や栽培期間に農薬を使用しない有機栽培を採用していること。オーガニック明日葉を育てているのは、日本で唯一ここだけなのだ(2022年6月13日現在)。地域雇用に力を入れ、有機栽培に必要な草抜きや肥料やりなどの手作業を丁寧に行っている。


上田さんは「発芽から出荷するまでに2年以上かかる明日葉は、手がかかるからこそ子供のような存在。だからこそ、根も茎も余すところなく使われて、消費者にも優しいボコとデコのような商品は貴重です。地域の活性化にもつながり、良い循環が生まれています」と話す。

ていねい通販の担当者は、「ブランド名の『ボコとデコ』は、足りないものを補い合うイメージから生まれました。お客様の健康、捨てられていた作物の活用、地域の活性化がうまくハマることがコンセプト。“普通じゃない”青汁ですが、ボコとデコの魅力は手にとっていただければ、必ず良さが伝わると信じています」と力を込めている。

・ていねい通販・商品開発者が語る、なぜ青汁づくりに挑戦したのか

「ボコとデコ」
詳細はこちら



PR企画:(株)生活総合サービス × ライブドアニュース]