[6.29 J1第21節 札幌 0-1 新潟 札幌ド]

 J1第21節が29日に行われ、16位・アルビレックス新潟は敵地で20位・北海道コンサドーレ札幌に1-0で勝利した。4試合ぶりの白星で5戦負けなし(2勝3分)。札幌は4試合連続の無得点に終わり、連敗が7に伸びた。

 先に攻撃のペースを握ったのは新潟。前半9分、FW奥村仁のパスからペナルティエリア右のMF松田詠太郎が右足でシュートを打つが、右ポストを直撃した。

 対する札幌はチャンスシーンに絡んでいたMF長谷川竜也が前半38分で交代となり、FW鈴木武蔵を投入。同40分にはカウンターからボックス内の左に入ったMF菅大輝が中央へ送り、DF家泉怜依が左足で合わせるも、わずかにゴール左へ外れた。

 そのまま0-0で折り返すと、後半7分に新潟がスコアを動かす。古巣対戦のDF堀米悠斗が自陣の左サイドでボールを奪い、素早く前方にスルーパス。受けたFW谷口海斗がドリブルでペナルティエリア左に運ぶと同時に、堀米が後方から猛烈なスプリントでインナーラップする。谷口は堀米が目の前を通過するタイミングで内側へ持ち出し、右足を一閃。無回転のシュートをゴール左上に叩き込み、2戦連発となる今季6得点目をマークした。

 後半26分にはMF長谷川元希のパスからMF小野裕二がペナルティエリア右へ。途中出場で札幌デビューを果たしたDF大崎玲央と競り合いながら、右足のシュートに持ち込む。しかし、右ポストに嫌われた。

 その後も相手ゴールを襲った新潟は追加点こそ挙げられなかったものの、12試合ぶりの無失点で勝利。6月を無敗で終えた。