始球式で打席に立ちバットを構える山田裕貴=28日

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 「巨人3−2広島」(28日、東京ドーム)

 俳優の山田裕貴が始球式に登場し、左打席で豪快なフルスイングを披露。スタンドが騒然となった。

 背番号7の巨人のユニホームを身にまとい、アナウンスで紹介されるとスタンドからどよめきがわき起こった。「きょうはよろしくお願いします」とあいさつすると、大きな拍手と大歓声が降り注いだ。

 長野から贈られたバットで打席で構えると、強打者のオーラを漂わせた山田。マウンドから投じた少年のボールは大きく外角へそれたが、豪快なフルスイングを披露。そのスイングスピードにスタンドからは驚きの声があがり、騒然となった。

 山田は昨年、NHK大河ドラマ「どうする家康」で本多忠勝役を好演した。元中日、広島で活躍した内野手・山田和利氏を父に持ち「『プロ野球選手の息子』と言われてすごく嫌な思いもする時もあった」と苦悩もあった事も過去に告白していた。それでもこの日、「父がこの世界にいたんだなと思いながら」と感慨深げに語った。

 「めちゃくちゃ貴重な経験をさせていただきました」と明かし、「野球をやっていた。(ここに)立てたらいいなと思っていた。夢のようでした」と目を輝かせた山田。ベンチ裏では長野と2ショット写真を撮影し、巨人の球団公式インスタグラムで公開された。

 これには「ルーキーみたい笑」「新加入選手かと思った」「似合いすぎやろ…」「長野さんのお父さん感がほっこり」と多くの反響の声が書き込まれていた。