4回に先制の10号ソロを放ったカブスの鈴木誠也

写真拡大

○ ブリュワーズ 4 − 2 カブス ●

<現地時間6月28日 アメリカンファミリー・フィールド>

 カブスの鈴木誠也外野手(29)が28日(日本時間29日)、敵地でのブリュワーズ戦に「4番・指名打者」で先発出場。4回の第2打席に先制の10号ソロを放ち、メジャーデビューから3年連続2ケタ本塁打をマークした。

 0−0で迎えた4回、一死無走者でかつてソフトバンクでも活躍したブルワーズ先発右腕・レイと対戦。1ボール後の内角カットボールをコンパクトに振り抜いた打球は、左翼ポール際に飛び込む先制ソロとなった。打球速度105.6マイル(約170キロ)、飛距離401フィート(約122メートル)の10号弾。この一撃で、同じくカブスなどで活躍した福留孝介氏を抜き、日本人歴代6位となるメジャー通算44本塁打目をマークした。

 さらに、メジャー1年目の14発、2年目の20発に続き、デビューから3年連続で2ケタ本塁打を達成。日本人選手では松井秀喜氏、福留氏に続き3人目の記録となった。

 しかし、本塁打以外の3打席はすべて三振に倒れ、この日は4打数1安打1打点、3三振の打撃結果。今季の打率は.266、OPSは.804となった。

 カブスは4回に鈴木の先制ソロなどで2点を先取するも、その裏に先発のタイロンが満塁弾を浴び逆転負け。今季通算38勝45敗で再び借金7となった。