◆米大リーグ ブルージェイズ5−16ヤンキース(28日、カナダ・オンタリオ州トロント=ロジャースセンター)

 ブルージェイズの菊池雄星投手が28日(日本時間29日)、本拠のヤンキース戦に先発。MLB通算721三振目を奪い、日本人メジャー史上6位となったが、6回途中4失点でKO。8敗目(4勝)を喫した。

 前回登板まで通算717奪三振だった菊池。初回にボルピとジャッジから三振を奪う立ち上がりを見せた。2回にデービスを見逃し三振とし、720Kで松坂大輔(Rソックスなど)に並ぶと、3回先頭のラメーヒューを、最後は97・5マイル(約157キロ)の直球で3球三振に仕留め、松坂を超え、日本人投手単独6位となった。

 菊池は1−0の4回に1死一塁からジャッジにバットを折りながらの右前打で一、二塁とされ、続くデービスを二ゴロ。一塁封殺後、一、二塁間でジャッジを挟殺しようとしている間に、三塁を回った走者に生還を許し、1−1とされた。5回に味方が2点を勝ち越し、勝利投手の権利を得て6回のマウンドに立ったが、2者連続安打からソトに逆転3ランを被弾。ここでマウンドを降りた。

 5回0/3で4安打4失点1四球7奪三振。通算奪三振は724まで伸ばしたが、5勝目はならず。試合は菊池降板後も後続が打たれ、5―16で大敗した。